新・読書日記 2009_69
『罪と罰の事典 ~「裁判員時代の法律ガイド」』 (長嶺超輝著、落合洋司監修、 小学館: 2009、2、25)
これも「読書」するような本ではない。「事典」と書いてあるし、ページ数も400ページ近いし。しかし、もう来月から始まる「裁判員制度」を前に、万が一の場合に役に立つ本、また自分が裁判員にならなくても、もしもに備えて手元に置いておくと良い本。
21章までに分けられた具体的な罪は、その罪を犯したときの「罰」がどのくらいであるのかを、ひと目で分かるように工夫してある。
「そもそも『罪』と『罰』ってなんですか」
という最初のページは「そうそう」と思って読んでしまう。 著者は「裁判の傍聴」の「プロ」で、私もその様子を書いた本を2冊、新書で読んだが、今回は「プロの弁護士」が監修でついている。ちなみに、小学館の担当編集者は、拙著『スープのさめない距離』と同じM氏である。(M氏から、本書を贈ってもらいました)。
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