新・読書日記 2009_29
『人はなぜ怒るのか』 (藤井雅子、幻冬舎新書:2009、1、30)
以前、「怒らない」というような本を読んだが、読めば読むほど腹が立ってきて、本を捨てようかと思ったことがあるが、この本はもっと冷静に読むことができた。
ポイントは「なぜ怒るか」。それは、
「相手に対しての要求水準が高すぎる」
つまり、
「べき論」
で相手に臨むからだと書かれていて、それはものすごく納得した。怒らないためには「べき」を捨てる、相手に対する要求水準を下げる、ということだと書いてあった。
なるほど、それはそうだ。
「でもそれって、相手に対して失礼ではないのか?」
という疑問が頭をもたげてきた。この疑問に答えてくれる人はいないだろうか?
star3_half