鬼嫁・早苗(小野真弓)から「早く出世しろ」とプレッシャーをかけられている丹波修司(塚本高史)。ストレス発散したい修司は、倉田夏輝(本仮谷ユイカ)に合コンのセッティングを頼む。探しているゴーグルZ2号の情報と引き換えという事で、仕方なくOKする夏輝。当のゴーグルZ2号の正体である久住健太(佐藤隆太)も、修司と共に、夏輝のセッティングした合コンに臨む事に。
そこで出会ったセクシー美女の彩子と良い雰囲気になる修司、二人でラブホテルへ。一方、ゴーグルZ2号として夏輝にキスされて以来、夏輝の事を意識している健太。その事を夏輝に打ち明けるも、夏輝は全く信じない。それどころか、2号を騙る健太に怒り出す。売り言葉に買い言葉でまた喧嘩になる二人。
彩子とラブホテルにしけこんだ修司だったが、ベッドインした瞬間、彩子の男・安藤に写真を撮られてしまう。美人局だったのだ。安藤と彩子に百万円要求される修司。
困った修司は健太に一万円を渡し、ドロップの力で解決してくれるよう頼む。ところが、健太は夏輝に事件解決を押しつけた上、その一万円で焼肉をたいらげてしまう。
一方、転校生の大地(秋元黎)は、友達の輪の中に入れずにいた。「友達なんていらない」そう言う大地に、夏輝は「でもね、友達って、困った時に助けになってくれるよ」と言うが…。夏輝から、健太が自分こそゴーグルZ2号だと言い張っていると聞く大地。健太がやけにドロップを欲しがる理由はそれか…?
そんな大地の前に、母・恭子の同僚と称して、黒木(小日向文世)が現れる。黒木は優しい物腰で、恭子から大事な物を預かっていないか大地に尋ねる。ドロップの事を思い浮かべる大地だったが、黒木を警戒し「…ううん」と否定する。ひとまずは引き下がる黒木だったが…。
安藤たちが修司に取引の場所と時間を指定してくる。それが書かれたメモを渡し、修司は健太に念を押す。奴らをぶちのめしてくれるよな?と。しかし、健太は修司から貰った一万円を既に私欲の為に使ってしまっていた。…と、そこに忘れ物を届けに早苗が現れる。口を滑らせ、早苗の前で、修司が合コンに行った事を喋ってしまう健太。キレた早苗は修司に離婚届を突きつける事に。それをきっかけに大喧嘩になる修司と健太。「絶対ぇ助けてやんねえからな!」と突っぱねる健太。修司の方も「おめえの力なんて借りるか!」と捨て台詞を吐き、ひとり丸腰で取引場所へと向かう。
修司と喧嘩別れした健太。しかし、修司が残していったメモに、健太に宛てた『悪いな』の文字を見つけ、心揺れる。そんな健太の心情を察し、背中を押すように大地は伝える。修司が「昔の健太は凄かった」「…でも、今の健太も嫌いじゃない」そう言っていた事を。修司は、今も昔もそしてこれからも、どうしようもなく健太の親友なんだ…意を決した健太、大地から青いドロップを特別にツケで貰い、家を飛び出していく…。一方、大地もメモを頼りに、途中で会った夏輝と共に取引場所へと向かう。ゴーグルZ2号の正体はドロップを食べた健太かもしれない…そんな疑惑を抱えながら…。
その頃、金も用意せずに丸腰で安藤たちに向かって行った修司は、案の定、安藤とその部下たちに捕まり、消されようとしていた。そこに颯爽と現れる、ゴーグルZ2号に扮した健太。「お前いなくなると、金借りるヤツいねえんだよ」などと憎まれ口を叩きながらも、修司を救う為に青いドロップを舐めようとする。ところがその時、背後から蹴られた拍子にドロップを食べ損なって床に落としてしまう健太。スーパーパワーを発揮する間もなく、あっさり捕まってしまう。呆れる修司と共に健太も消される事に…。一方、修司と健太が仲良く捕まっている廃墟に、大地と夏輝も辿り着いて…。
この後、健太と修司を待ち受ける衝撃の展開、そして、そこで大地が見たものとは…?