2014年5月3日(土)
午前10:30~11:25
福岡が生んだお笑い界のスター、博多華丸・大吉。
地元でテレビ、ラジオに引っ張りだこの人気者だったにも関わらず、デビュー15年目にして上京し、全国区のスターとして見事に花開いた2人。
穏やかな性格と面倒見のよさで、後輩から「やさしい兄さん」と慕われるなど人望は厚いが、その仏のような(?)笑顔の裏には、想像を絶するような波乱の歴史が隠されているあるらしく…。
そんな華丸・大吉の芸人人生を、4つのブロックに分け、そのときどきの“幸福度”をおなじみの「幸せ・不幸せグラフ」で明かしながら振り返っていく。
まずは、1990年のデビューから93年までの3年。同じ大学の落語研究会の仲間だった華丸と大吉は、90年、福岡に事務所を構えた吉本のオーディション番組にコンビで出演。これを機に吉本福岡事務所に所属し、芸人デビューを果たす。
もともと芸人に憧れていた2人は「こんな絶好のタイミングで吉本が福岡に来るのは運命では?お笑い界が僕らを迎えに来てくれたんじゃないか?」と大喜びだったというが、“幸福度”はデビューするなりどん底に!
大吉曰く、初仕事からいきなり大阪ベテラン芸人の魑魅魍魎(?)の世界に放り込まれ、「思ってたのと違う!」とショックを受けたからだというのだが…。
華やかな芸人人生を夢見る華丸・大吉の前に立ちはだかった衝撃の初仕事とは?
そんな新人時代の華丸・大吉を、実は同期として吉本福岡事務所からデビューしていたというカンニング竹山が証言。
当時の事務所長が「芸人だったら○○してこい!」と若手に下していたというあまりにもムチャぶりな指令に、陣内、八方、方正もビックリ!
そんな衝撃のデビューから1年、福岡芸人として注目を浴び始めた2人は、地元のテレビ番組でMCを務めるなど売れっ子となり、“幸福度”も急上昇する。
そこで、若き日の華丸・大吉が活躍していた福岡のローカル番組の秘蔵映像を大公開!現在の2人からは想像もつかないはっちゃけぶりに、陣内らは仰天!華丸・大吉は「恥ずかしい!」と思わず顔を覆い…。
続いては、94年から97年まで。地元でブレイクを果たした華丸・大吉だが、“幸福度”は緩やかに下がり始める。その理由は、福岡事務所の所長が替わり、「おまえらは漫才をやめろ。タレントになれ」と突然の方針転換を迫られたからだという。
そして97年、2人の“幸福度”をさらに下げてしまう事件が!テレビ局と事務所のあるトラブルが原因で、大吉が「アメリカに行っているふりをして家に潜伏し続ける」という1年間のおかしな休業生活を強いられることになってしまったのだ。
「そんなことってホンマにあるの!?」と陣内らを絶句させた、今だから明かせる“休業事件”の驚くべき全容を華丸・大吉がぶっちゃける!
とはいえ、福岡では知らない者はいないほどのスターだったという華丸・大吉。当時の売れっ子ぶりを福岡でともに活動していた後輩芸人・パンクブーブーがVTRで証言。
アイドル並の人気を物語る○○もバカ売れしていたというのだが、果たしてその正体は?
そして、98年から2004年まで。2人の“幸福度”をこれ以上ないほど落ち込ませる事態が起こる。
FUJIWARAら大阪の若手が出演する人気バラエティー番組が福岡でも放送されるようになり、大吉曰く「福岡県民が本当におもしろい若手の存在を知ってしまう」という状況のの中、お笑いファンの心が華丸・大吉から離れ始めたのだ。
しかし、「僕らも番組を見ておもしろいと思ったし、この状況も『やむなし』とあきらめた」という2人。
さらに、このころはすでに東京に拠点を移していた竹山のVTR証言から、全国区のテレビ出演を果たした竹山を妬むこともなく、「福岡から全国ネットのテレビに出る芸人が初めて出たばい!」と素直に応援していたことも明らかに。
大阪の若手に活動の場を奪われる苦境に立たされながらも、愛する地元を離れる気はまったくなかったという2人だが、そんなとき、同じ九州出身の後輩芸人が大ブレイク。
これが華丸・大吉に上京を決意させ…。「あのブレイクはさすがに堪えた」と華丸が振り返る、当時、一世を風靡した後輩芸人とは?
最後は、ついに2人が上京した2005年から現在。上京の目的は「全国ネットの人気ネタ番組に一度だけ出ること」。
それを手土産に、すぐにでも福岡に帰ろうと考えていたという。そんな華丸・大吉が東京に留まるきっかけにもなったという、ある番組のオーディションで福岡出身のディレクターに言われたひと言とは?
その後、06年には華丸が「R−1ぐらんぷり」のチャンピオンに、大吉も切れ味抜群のトークが好評を博し、トントン拍子に全国区スターへの階段を駆け上がって行った華丸・大吉。
快進撃を続ける現在の状況を、大吉が「今は○○だと思ってる」と彼ならではのユニークな言葉で表すほか、親しい後輩の麒麟が華丸・大吉の意外な素顔を、憧れの先輩というベテラン漫才師、大木こだま・ひびきが2人に感動のメッセージを送る!