2014年3月24日(月)
午後3:50~4:47
吉本芸人をゲストに招き、その芸人人生をMCの陣内智則、月亭方正、月亭八方とのトークで紐解いていく『笑いの金字塔 よしもと黄金列伝!』。番組では、3月24日から28日までの5日連続でスペシャルトーク満載のスピンオフ企画を送る。そのトップバッターに登場するのは、公私共に仲のいい笑い飯と千鳥。「先輩後輩を越えた笑い飯と千鳥の掛け替えの無い深い関係」と題し、よき戦友であり、最高のライバルでもある2組の絆をトークで探っていく。
MCの陣内曰く「女性ウケをまったく期待していない2組」という硬派系(?)漫才師の笑い飯と千鳥。互いにひたすらボケる“Wボケ”の笑い飯、岡山弁で摩訶不思議な世界を繰り出す千鳥と、独自のスタイルを貫く2組は、『M−1グランプリ』や『THE MANZAI』などここ10年の漫才賞レースでは常に注目を浴び、漫才界の話題の中心となっている。そんな彼らは、じつはデビュー前から大の仲よし。先輩・後輩の間柄を越え、互いを高め合ってきた2組の歴史を、おなじみの「幸せ・不幸せグラフ」でそれぞれの“幸福度”を明かしながら振り返っていく。
まずは、笑い飯と千鳥がコンビを結成した2000年から2003年までのデビュー当時。デビュー前からインディーズのお笑いイベントに出演し、西田と哲夫がそれぞれ別のコンビで、岡山から出て来た大悟がピン芸人として活躍していたが、当時から異色の芸風だったためかいずれも浮いた存在で、「ウケているほかのコンビの悪口で盛り上がる」うちに意気投合。その後、大悟が地元の岡山で就職していた友人のノブ小池を「ワシは大阪で売れている」と騙して(?)大阪に呼び寄せたことから4人は出会ったという。そして2000年、笑い飯、千鳥の2組の漫才コンビが生まれ、吉本のオーディションを受けた彼らはプロの世界に足を踏み入れるが、“幸福度”はいきなり急降下。哲夫によれば「インディーズのイベントではそこそこウケてたのに、吉本のオーディションでは落とされまくる」という苦難の日々だったとか。当然、仕事もなく、お金もない4人は、大悟が当時住んでいた六畳一間の部屋で同居することになったというのだが…。会社を辞め、お笑いスターを夢見て大阪にやって来たノブが「人生、失敗したと思った」と振り返る、4人の爆笑どん底共同生活とは?
しかし、翌年の2001年の暮れ、笑い飯は『M−1グランプリ』の決勝に出場。彗星の如く現れた漫才の新星として注目を浴びることになり、“幸福度”も一気に上昇する。一方、千鳥は情報番組のリポーターの仕事が入り始めたため“幸福度”もジワジワと上がっていくが、やっと出場した『M−1』決勝も「いきなり下ネタをやってダダスベリ」という結果に終わり…。そんな当時の心境を2組が激白!さらに、デビュー当時から彼らを応援している先輩・中川家が「“笑い”にマジメ」であるがゆえの笑い飯のとんでもない行動を証言VTRで暴露する!
続いては、2003年からの2009年まで。2組を巡る状況が激変した時期だ。笑い飯の“幸福度”は激しいアップダウンを繰り返すが、その理由は9年連続で決勝に出場することになる『M−1』での評価に振り回され続けたからだという。哲夫は「『今度こそ優勝か!?』とか騒がれながら最終決戦に残れなかったり…」となかなか結果が出せず、焦りを覚えていた当時の胸のうちを吐露。そのころ、『M−1』効果で全国ネットのテレビ番組からお呼びがかかるようになったが、奇天烈なボケを繰り出す西田と哲夫はなかなか馴染むことができず…。「テレビに出るなら、ゲストのアイドルの趣味の話とかも、魂で真剣に聞かなアカンねんで?」と問いかける陣内。これに西田が言い放った偽らざる心の叫び(?)に、一同は大爆笑!
一方、千鳥の“幸福度”は緩やかに上昇。現在、「爆笑ロケの達人」といわれる千鳥が、その独自のロケスタイルを徐々に確立し始め、大悟曰く「大阪のおばちゃんたちに『この子ら、意外とかわいいやん』と思ってもらえるようになって、仕事も増えた」ことがその理由だという。そこで、千鳥が自分たちにしかできないロケに自信を持つきっかけになったという情報番組『せやねん!』で6年間共演した大先輩・トミーズ雅が2人の素顔をVTRで証言。「ホンマにアホ。でもおもろい!」と雅が絶賛する、大悟の破天荒な私生活が明らかに!
そして最後は、2009年から現在まで。笑い飯の“幸福度”は2009年で一気に跳ね上がり、2010年でピークに達する。そのワケは、やはり『M−1』。2009年にはあの爆笑ネタ「鳥人」で史上最高得点の100点を獲得し、2010年にはついに悲願の優勝を果たしたのだ。西田は「『優勝もせんと何回も決勝に出て…』という雰囲気だったのが、『鳥人』の100点でイケる!と思った」と優勝の前年から手応えを感じていたことを明かす。そのころ、千鳥は関西ローカル番組で年間200本のロケをこなす人気者に。『M−1』で結果は出せなかったが、「関西で地道にやっていくのが僕らなんかな」と腹を括り、リポーターの仕事に力を注いでいたという。だが2011年、『THE MANZAI』の決勝で3位の好成績を収めたのをきっかけに、全国ネットの番組『ピカルの定理』にレギュラー出演することが決定!“幸福度”も急上昇する一方、『M−1』チャンピオンに輝くも、「仕事が1.05倍ぐらいしか増えなかった」という笑い飯の“幸福度”は再び下降していく。しかし、弟のようにかわいがっていた千鳥に「嫉妬することはなかった」という笑い飯。西田は「千鳥の漫才が昔から好きやっただけに『やっとやな』と思った」と2人の東京進出を喜んだというのだが…。しかしこの直後、そんな笑い飯が「めっちゃ腹立つ!」と千鳥に怒りを向ける(?)事件が勃発!果たして、仲よしの2組に何が起こった?
また、笑い飯と千鳥をよく知る先輩・小籔千豊が彼らの魅力をVTRで証言。さらに、揃って東京進出を果たし、これからの漫才界を担う2組が今後の“野望”を語る!