黄金列伝

月亭八方 陣内智則 月亭方正

放送内容

サバンナ

2014年1月11日(土)
午前10:30~11:25

 ゲストは芸歴20年のお笑いコンビ、サバンナの八木真澄と高橋茂雄。「大学の先輩後輩の立場が逆転したコンビ サバンナ」と題し、学生時代は憧れの先輩だった八木を、なぜか後輩の高橋がリードするようになった謎のいきさつを、サバンナの芸人人生を振り返りながら探っていく。証言VTRには、2人をよく知る先輩芸人の千原ジュニアやケンドーコバヤシ、後輩のミサイルマン・西代、なかやまきんに君も登場。八木と高橋の知られざる関係が明らかに!

 今やテレビでその姿を見ない日はない売れっ子コンビ・サバンナ。しっかり者の高橋が天然キャラの八木を引っ張り、リードしているように見えるが、実はもともとは立場が逆。大学時代、2人は同じ柔道部に所属していたが、八木が主将も務めるほどの実力を持つ“先輩”で、高橋はそんな八木に憧れる“後輩”だったという。それから20年余りが経った今、2人の立場はなぜ逆転してしまったのか?その理由を探るべく、2人の芸人人生を3つのブロックに分け、それぞれがそのときに感じていた“幸福度”を明かしながら、陣内智則、月亭八方、月亭方正とのトークでコンビの歴史を紐解いていく。

 まずはデビューから5年目まで。高橋の“幸福度”は0%からスタートして上昇していくが、八木はのっけから80%と高い。そもそも、高橋をお笑いの世界へと導いたのは八木。千原兄弟、ジャリズムらが関西でアイドル的な人気を博していた大学在学中、八木が「お笑いをやったらモテる」と先輩の力にものをいわせて(?)高橋を誘い、地元・京都の公園で路上ライブさながらにネタを披露し始めたという。高橋曰く「学生のノリで、プロになるつもりはまったくなかった」というが、そんなある日、学園祭のイベントにゲストでやって来た千原ジュニアとの出会いが2人の人生を変え…。その運命の出会いを、千原ジュニアがVTRで証言。芸人になることをサバンナに決意させたジュニアの言葉とは?かくして、吉本入りを決めた2人はテレビのネタ番組に出演し、無名の新人とは思えない快挙を成し遂げることに!その番組で共演していた陣内が「ビックリした!初打席で初ホームランみたいな感じやった!」と興奮気味に語るサバンナ衝撃のデビューとは?  さらに、デビューしてまもない八木と高橋に、すでに“逆転”の兆しが見え始めていたことも明らかに!それは、憧れの先輩だった八木が、実は「めちゃめちゃ天然!」だったと高橋が気づいたことがきっかけだったというのだが…。当時をよく知る陣内も「ホンマに変わった子やった」と振り返る、八木の驚くべき天然ぶりとは?

 デビューからいきなり頭角を現し、仕事も順調に増えていたサバンナ。ところが5年目の1998年、2人の“幸福度”はどん底まで急降下する。この年、千原兄弟が上京し、翌年には活動の拠点だった『心斎橋筋2丁目劇場』が閉館。お笑い番組も次々と終了し、レギュラーがゼロになってしまったのだ。仕事もなく、バイトで食いつないでいた日々を「本当に暗黒時代でした」とサバンナ。このままでは芸人を辞めることになるという危機感から、ひたすらネタを作り、当時はモストデンジャラスコンビとして活動していたケンドーコバヤシ、村越周司とお笑いイベントを開くなど、必死にもがいていたという。そんな不遇の時代を知る後輩のブラックマヨネーズ・小杉、先輩のケンドーコバヤシが当時の2人をVTRで証言。小杉が高橋を「師匠」と崇める理由とは?そして、ケンコバが暴露する、八木がよく口にしていたという驚きの言葉とは?

 そんな苦難の日々を経て、「徐々に大阪の番組に出させてもらえるようになった」というサバンナは、やがて関西で売れっ子になり、全国ネットの番組からもお呼びがかかるように。だがその大舞台で、得意の一発ギャグで勝負に出ようとした八木が、高橋も「おまえは何やねん…」とあきれる大失敗をやらかしてしまい…。陣内を爆笑させた八木の痛恨のミスとは?

 とはいえ、大阪での仕事は順調そのもので、関西のバラエティー番組にはなくてはならない存在に。なのに、そのころの高橋の“幸福度”はなぜか落ち込んでいる。その理由は、なんと「接待疲れ」。東京から大阪にやって来る先輩芸人の接待を一手に引き受けた結果、飲み会の手配などに忙殺されていたという。だが、それもお笑い界きっての“太鼓持ち”と呼ばれる高橋の接待が先輩の心を掴んでいたからこそ。そこで、高橋率いる“茂雄ボーイズ”の番頭ことミサイルマン・西代が、高橋直伝の接待術をVTRで披露。陣内らも舌を巻いた恐るべき接待術とは?一方、八木の“幸福度”が大きく落ち込んだのは、2005年、高橋が全国ネットの人気番組『エンタの神様』にひとり呼ばれ、ピンネタの“犬井ヒロシ”で大ブレイクしたとき。実は八木だけでなく、高橋も悶々としていたという当時の胸のうちを2人がぶっちゃける。

 そして2009年には東京を拠点に移し、全国区の人気者となった2人の“幸福度”は上昇するが、やがて高橋のみのピンの仕事が増え、八木の“幸福度”は再び下降気味に。かつての先輩後輩の関係がすっかり逆転してしまったコンビ間格差を、八木は一体どう思っているのか?その偽らざる心情を探るべく、八木の別ユニット“ザ☆健康ボーイズ”の相方で、マッチョ仲間のなかやまきんに君と過ごすプライベートな時間にカメラが密着!ある日の夜、気温2℃の極寒の公園で、きんに君となぜかひたすらトレーニングに励む八木に大笑いする陣内ら。だがこの後、八木が漏らした高橋への思いに感動させられて…。さらに、790個を超える(?)という一発ギャグを最大限に活かす至高のアドバイスを八方が送り、「悩んでましたけど、光が見えました!」と八木が大感激。「ボケでもツッコミでもない“八木”というジャンル」と陣内らが絶賛する唯一無二の“八木ワールド”をトークでさく裂させる!

一覧へ
copyright