黄金列伝

月亭八方 陣内智則 月亭方正

放送内容

2013年9月14日(土)
午前10:30~11:25

 よしもと初の“高学歴コンビ”として結成当時から注目を集め、その優秀な頭脳を活かした活躍で異彩を放ってきたロザン。芸能界クイズキングの宇治原は京都大学の法学部出身、菅も中退はしたものの難関の国公立校・大阪府立大学で学んだ秀才だ。そんな2人がなぜ芸人になったのか?そして、デビュー以来、好調な芸人人生を歩んでいる理由とは?その謎を明らかにすべく、番組では賢い2人ゆえの「計算高さ」に着目。陣内智則、月亭八方、月亭方正との爆笑トークで、高学歴コンビならではの恐るべき“戦略”を探っていく。

 最初のテーマは「高学歴芸人になったのは“計算”」。もともと、進学校として有名な大阪教育大学付属高校の同級生だった菅と宇治原。2人でしゃべり出すと、話が止まらないほど気の合う親友同士だったという。そこで、「将来は2人でしゃべれる仕事がしたい」と菅が宇治原を誘い、芸人を目指すことに。高校生らしい無邪気な夢にも思えるが、そこには、なんともしたたかな“計算”があった!それまで、高学歴の芸人などほとんどいなかったお笑い界。菅は「僕らには“賢い”という強みがある。芸人になれば絶対に話題になる」と確信していたばかりか、“高学歴”をさらに際立たせるセールスポイントになるからと、自分よりさらに成績のよかった宇治原に「京大行けや」と京大受験を勧めたという。つまり宇治原は、“高学歴芸人”になるためにわざわざ京大を目指したのだ!そんな凡人の発想を超えた“戦略”に、陣内と方正は「嘘やろ?」「信じられへん!」と仰天するが…。そんな当時の2人の様子を、菅と宇治原の母親がVTRで証言。宇治原の母親が「もう家庭内戦争でした」と振り返る、突然「芸人になる」と打ち明けた京大生の息子が引き起こした宇治原家の大パニックとは?

 続いては「仲のいいのは“計算”?」。コンビ仲がいいことで知られるロザン。ケンカをしたことはなく、意見が対立することがあっても「ケンカではなく、改善のための話し合いをする」という冷静沈着な2人に「やっぱり“高学歴”は違うなぁ」と陣内は感心させられる。さらに、ロザンの良好な関係を語る上で欠かせないのが、「ピンの仕事のギャラも2人で折半している」という驚愕の事実。宇治原のクイズの賞金や、菅の著作の印税も半分は相方に渡すのがロザンのルールだという。そもそも、最初に折半を提案したのは菅。自分がクイズ番組で獲得した賞金300万円の半分を、気前よく宇治原に渡したのがルール誕生のきっかけだというのだが…。しかし、ここにも菅の将来を見据えた“計算”が!陣内らを驚かせた、菅の緻密な“計算”とは?さらに、情報番組で共演中のタレント・円広志が「周りが嫉妬するほど」というロザンの仲の良さをVTRで証言。「ロザンは絶対に解散しない」と断言する円だが、それは2人の仲睦まじさに加え、「お互いの○○を知っているからこその計算」とクールな分析を披露する。

 さらに、「体を張って笑いをとらないのは“計算”?」では、ロザンがいわゆる“汚れ”と呼ばれる体を張った仕事をあまりやらない意外な理由が明らかに。「関西のおばちゃんにウケがいいのは“計算”?」では、VTRで登場人気フリーアナウンサーの角淳一が、主に関西の主婦層に人気の高いロザンの魅力を分析。菅と宇治原に「芸人より○○になれ」と角が転職を勧めていた(?)事実が発覚し、八方も「それはええ考えやわ!その仕事、ぜひやって!」とノリノリに!?また、「自伝本がスマッシュヒットしたのは“計算”?」では、20万部を売り上げるヒットとなった、菅が宇治原のことを書いた2冊の自伝的小説『京大芸人』『京大少年』の意外な誕生秘話や、大手メーカーとコラボして開発を手がけたロザンオリジナルの文具も紹介。2人のアイデアが詰め込まれたノートは、なんと3000万冊が売れるメガヒットに!だが、菅によれば「これだけは計算外でした…」というとんでもない落とし穴があったらしく…。

 そして最後は「今ひとつブレイクしないのは“計算”?」。今や宇治原がクイズキングとして名を馳せ、本格的な東京進出を果たしてもおかしくないのに、なぜかその戦略をとらないロザン。そこには、菅が「やっぱり国公立校出身者の考え方なんでしょうね」と語る、いかにも“高学歴コンビ”らしい確固たるポリシーが息づいていた!!

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