黄金列伝

月亭八方 陣内智則 月亭方正

放送内容

2012年12月29日(土)
午前9:25~

[ 130R ]

 1987年に結成され、コンビ歴26年目を迎える130Rの板尾創路とほんこん。近年は板尾が俳優や映画監督としても活躍、ほんこんが東京・ルミネtheよしもとの「よしもと新喜劇」で座長を務めるなど、主にピンで活動を行っており、コンビ揃っての仕事は、今年4月8日になんばグランド花月で行われた吉本興業100周年記念公演『伝説の一日』以来だという。そんな2人の歴史を「有名なのに謎が多いコンビ130Rとは!?」と題し、トークで紐解いていく。

 あまりにもコンビ共演が少ない130Rに対し、「仲が悪いと思ってました」という番組MCの陣内智則。だが、当の板尾とほんこんは登場するなり仲良しモード。テーブルに用意されていた豪華な料理を、2人であれこれとイジるミニコントふうのやりとりを楽しげに始め、陣内を「どんだけ仲ええんですか!」と驚かせた。共演の機会は少ないが、板尾はほんこんを「こんな“イケメン”、ほかにいない!」と絶賛、ほんこんも「やっぱり、おもろいやつやなぁと思う」と板尾の才能に惚れ込んでいると語り、不仲説(?)を一蹴。コンビ仲は良好なのだという。

 トークでは、130Rとは20年を超えるつき合いとなるダウンタウンとの知られざる関係について語る一幕も。1991年にスタートした伝説のコント番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』のレギュラーに抜擢され、東京進出を果たした2人だが、「当時、松本さんと一緒におるときは常に“ネタ繰り”」(ほんこん)、「休みの日も僕ら“ボケ担当組”は松本さんと一緒。ずっとボケを考えてた」(板尾)と、新しい“笑い”を生み出すため、休むひまもなかったとか。さらに、松本がその才能に信頼を寄せ、監督映画のキャストなどに起用されている板尾からは「松本さんに『うらやましい』と言われたことがある」という秘話も飛び出す。松本が板尾に『うらやましい』と漏らした意外な理由とは…?

 そのほか、結成のきっかけや、ダウンタウンを筆頭に今田耕司、東野幸治らのちのスター芸人たちがしのぎを削った大阪時代の知られざるエピソード、相方への思いなどを、2人がコントを演じる若手時代の秘蔵映像や、公私共に親しい今田、東野らの証言VTRなどを交えながら大公開。さらに、「130Rに“解散”はあるのか?」、「今後の活動はどうなるのか?」という直撃質問にも答えるなど、130Rの“謎”が一挙に解明される貴重な2ショットトークにご期待を!


[ 南海キャンディーズ ]

 人気芸人の歴史を探るトークには、「性格の合わない男女コンビ 南海キャンディーズの不思議な絆」と題し、吉本では珍しい男女コンビ・南海キャンディーズの山里亮太としずちゃんが登場する。

 その存在感からコンビ歴は長いように思われがちだが、結成は2003年でまだ10年目。山里が漫才コンビ・足軽エンペラーを解散し、「イタリア人」という珍妙な芸名のピン芸人として活動していたころ、「男でも女でもないおもしろい生物。これは相方にいける!」としずちゃんに目を付け、コンビ結成を持ちかけたという。だが当時、しずちゃんはすでにコンビで活動しており、しかも相方は大好物のイケメン男子。なのにルックスでは遥かに劣る(?)山里の誘いに乗った意外な理由とは?

 そして2004年、結成わずか2年目で『M-1グランプリ』の準優勝に輝き、南海キャンディーズは一躍人気者に。彗星の如く現れたお笑い界のニュースターに注目が集まり、仕事が激増するも、山里の心は沈んでいたという。「正直、芸人を辞めようと思ってた」と山里が振り返る、当時の知られざる苦悩とは一体何だったのか?

 そんな山里の思いをよそに、全国区のスターに成長していった南海キャンディーズを、2006年、解散の危機が襲う!きっかけは、しずちゃんが映画『フラガール』で女優デビューし、その演技が高い評価を受けたことだった。すっかり“女優”となったしずちゃんは、ドラマやCMに引っ張りだこ。その一方、まったく仕事のない山里は「地獄の日々」。コンビ仲は最悪で、たまに仕事が入っても「しずちゃんの相方」としてイジられるばかりの山里は「ひたすら嫉妬に狂っていた」という。そんな山里の姿を、よくグチを聞かされていたという先輩芸人・メッセンジャーあいはらが証言。「僕、“クズ”でしたね…」と山里も自分にあきれる、しずちゃんへのジェラシーに満ちたとんでもない言動とは? そして当のしずちゃんは、そんな相方にどんな思いを抱いていたのか?

 しかし、あいはらからのあるひと言で目が覚め、自らの“お笑い力”を磨くことに専念するようになった山里は、2008年ごろからピンの仕事も増えて絶好調に。一方、しずちゃんはボクシングの才能を開花させ、オリンピックを目指して厳しいトレーニングに励むこととなった。「最初は『お笑いもやらずに何やってんの?』と思った」としずちゃんの挑戦を冷ややかに見ていたという山里。その後、訪れた心境の変化とは?そして、気になる現在のコンビ仲は?

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