印象派が誕生して150年 巨匠クロード・モネの作品およそ50点が厳選され、一堂に会する。
印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)は、一瞬の光をとらえる鋭敏な眼によって、自然の移ろいを画布に留めました。しかし後年になるにつれ、その芸術はより抽象的かつ内的なイメージへと変容してゆきます。
モネの晩年は、最愛の家族の死や自身の眼の病、第一次世界大戦といった多くの困難に直面した時代でもありました。そのような中で彼の最たる創造の源となったのが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池に、周囲の木々や空、光が一体となって映し出されるその水面でした。そして、この主題を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす“大装飾画”の構想が、最期のときにいたるまでモネの心を占めることになります。本展の中心となるのは、この試行錯誤の過程で生み出された、2mを超える大画面の〈睡蓮〉の数々です。
世界最大のモネ・コレクションを所蔵するパリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開となる7点を含むおよそ50点が来日。さらに日本各地に所蔵される作品も加え、モネ晩年の芸術の極致を紹介します。日本では過去最大規模の〈睡蓮〉が集う貴重な機会となります。
一般 2,300円(2,100円)
大学・高校 1,700円(1,500円)
中学・小学 1,000円(800円)
※( )内は前売りおよび団体料金
※前売り券の発売時期や企画チケット等の詳細は、確定し次第お知らせします。