COMPANY 会社情報
番組制作委託取引に関する
自主基準
読売テレビは、公共の福祉、文化の向上、産業と経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に寄与することを使命としています。 私たちは、この自覚に基づき、民主主義の精神にしたがい、基本的人権と世論を尊び、言論および表現の自由をまもり、法と秩序を尊重して社会の信頼にこたえなければなりません。
このためには外部の番組制作会社の存在は不可欠です。とくに関西では長年、テレビ局と番組制作会社が緊密な協力関係のもと数多くの番組を制作してきた歴史があり、今後も変わらず対等なパートナーとして、公平な関係を築くことが重要と考えています。
読売テレビは、日本民間放送連盟が作成した「番組制作委託取引に関する指針」に基づき、以下の自主基準を定めます。
【基本的な考え方】
- 1.当社と番組制作会社は豊かでより良い放送番組の提供を図るうえでの対等なパートナーであり、公平な協力関係を維持するため不断の努力を行います。
- 2.番組制作委託取引においては当社と番組制作会社の間であらかじめ諸条件について十分に協議し、合意に基づき契約を締結します。
- 3.契約書は原則として当社が用意している定型契約書を用い、双方の認識に齟齬が生じないよう合意内容を明確に記載します。
- 4.締結した契約内容を遵守するとともに、「独占禁止法」「下請代金遅延等防止法」等、各種法令に違反することのないよう周知徹底します。
【契約書に定める事項】
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契約の目的
- 当社が番組制作会社に対しテレビ放送番組の制作を委託することを明記します。
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番組の概要
- 番組タイトル・放送時間・キャスト等、委託する番組の概要がわかるよう記載します。
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委託範囲の概要
- 委託業務の内容を具体的に記載します。制作業務の一部を委託する場合には他の業務との線引きが明確になるよう記載します。
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権利の帰属と放送権
- 原則として制作実態に基づく著作権の帰属を明記します。完全パッケージ番組については番組制作会社と対等な協議を行い、著作権の譲渡や共有を含めた最終的な権利の帰属を明確に記載します。番組制作会社に著作権が帰属する場合は、当社が取得した放送権の地域・期間・回数を記載します。
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搬入物件
- 搬入物件が生じる場合は物件の種別・規格・納入場所・日時を記載します。
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二次利用
- 番組の二次利用に際しては、委託業務の形式や権利の帰属に応じて番組制作会社と十分な協議を行い、番組制作契約書・別途覚書等において窓口や配分など条件を明記します。
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権利処理
- 委託業務の形式に応じて、番組制作会社が行わなければならない権利処理の範囲を明記します。
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制作基準など
- 番組制作会社の遵守事項として「読売テレビ放送基準」「日本民間放送連盟放送基準」に従い番組を制作することを明記します。
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対価の支払い
- 金額・支払日・支払方法を明記します。
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話数の変更・制作中止の扱い
- 下請代金遅延等防止法に違反しない範囲で、取扱いについて記載します。
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暴力団等の排除
- 当社および番組制作会社の関係者等が反社会勢力でないことを確約します。
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個人情報の取り扱い
- 番組制作契約書とは別に、個人情報の取り扱いに関する覚書を締結します。
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その他特約事項
- 定型契約書によらない取り決めは、双方が合意の上、特約として記載します。
以 上