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01
第1弾12月4日(土)放送
夜の警視庁警察学校。桜が舞い散る中、敷地内では降谷零と松田陣平が殴り合う音が響いていた。松田は警察学校にいるにもかかわらず「どうしても警察官になりたい」という降谷が気に入らないという。二人の争いは一歩も引かずに続いた。夜中の2時、諸伏景光が悪夢で飛び起きると、ドアをノックする音がする。そこには傷だらけの降谷の姿があった。降谷の様子を見ていた諸伏は「その相手とは仲良くやっていけそうか?」と質問するのだった。朝礼の際、傷だらけになっている降谷と松田の横には、同期の諸伏、萩原研二、伊達航が並んでいた。初任科鬼塚教場教官・鬼塚八蔵は、二人の傷の理由を問うが伊達が機転を利かせて嘘を付く。警察が嫌いだという割に、警察官の心得についてはしっかりと答えることができる松田の姿に疑問を持った降谷は、彼の過去について調べ始める。
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02
第2弾3月12日(土)放送
逮捕術の授業で戦った降谷と伊達。伊達が勝利し、負けた降谷に「なぜ自身の弱点を突かなかったのか?」「誰よりも強くなければ、正義は遂行できない」といった言葉を吐き捨てる。その夜、降谷は一人ベッドで伊達の言葉について考えていた。そんな降谷の部屋に、外出するという諸伏がやってくる。「買ってきて欲しいものはないか?」という言葉に「特にない」と返した降谷だったが、しばらくして歯磨き粉が切れていることを思い出す。お願いしようと部屋を出るが、すでに諸伏、萩原、松田の姿はなく一人でコンビニに行くことにする。降谷が外に出ると、そこには空を見て何か考え事をしている伊達がいた。伊達は降谷の姿を見つけると昼間の道場での言葉を謝罪し、自分の父について語り始める。父は交番勤務の巡査部長であり、弱そうな見た目ではあったものの伊達の尊敬する人物だった。しかし非番だったある日、買い物に入ったコンビニで強盗事件が発生する。そこで犯人に土下座をする情けない父の姿を目の当たりにしショックを受けた。伊達が「父は警察官だ」と犯人に伝えたことで、怒り出した犯人によって父は怪我を負わされてしまう。その怪我が原因で、伊達の父は警察をやめたのだった。どうやらその事件は縄張り抗争に負けた暴力団員が逃亡資金欲しさに起こした犯行で、その後も違う店で傷害事件を起こしていたという。伊達は「父が強く、あの男を捕まえていたら被害者を誰一人出す事がなかった」と考えていたのだ。コンビニに到着した降谷と伊達。そこに数人の男が押し入り……。
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03
第3弾5月7日(土)放送
合コンの場に集まっている降谷、伊達、松田、諸伏。伊達は恋人がいるが、萩原に「酒代を出す」と言われて頭数合わせで参加していた。そこへ「来る途中に、おばあちゃんを助けていて遅れた」という萩原が遅れてやってくる。合コンの二件目はカラオケに行くことになるが、その頃には萩原の独壇場になっていた。翌日、五人が掃除をしていると「RX-7FD3S」が警察学校に入ってくる。その車から出てきたのは鬼塚教官だった。車に興味津々の萩原は、鬼塚教官を圧倒するほど熱弁する。しかし、これは鬼塚の持ち物ではなく殉職したある先輩刑事の愛車。先輩の娘が刑事を目指しており、それまで預かっているものだった。その後の重装備訓練では、先ほどの萩原の様子について話題になる。萩原の実家は車の修理工場をしていたため、車に詳しかったらしい。幼馴染である松田も萩原家の工場に入り込んでいたこともあり、彼らは機械いじりが得意だったのだ。萩原は「本当は工場を継ぎたかったが、経営が順調で店舗を増やした途端に景気が悪くなり潰れてしまった。それにひきかえ警察は絶対に倒産しない」という理由で警察官を目指したと語る。重装備訓練終了後、萩原と松田に声をかけてくる男がいた。男は二人の手際の良さを見て「爆発物処理班にスカウトしたい」と言う。松田はすぐに「興味がある」と返事をするが、萩原は「一度考えさせて欲しい」と断ってしまう。友人である松田と同じ部署で好きな機械いじりができる――それは萩原にとって魅力的だったが、何か渋る理由があるようで……。
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04
第4弾10月29日(土)放送
降谷、萩原、伊達、松田が止めるのを振り切り、諸伏は炎に包まれた家の階段を駆け上っていく――! 話は三時間前にさかのぼる。五人は鬼塚教官に捕まり派手な行動の数々に対して咎めを受け、風呂掃除を命じられていた。その最中、コピー機にある昨夜捜索願が出された女の子の情報を目にする。女の子を町で見かけたことのあった諸伏は、写真を貰っていた。掃除中も当然その話題になったが、諸伏は「子どもの頃に遊んでいた女の子とそっくりだ」というだけで詳しいことははぐらかそうとする。誰かが巻き込まれることに怯える諸伏に、四人は口をそろえて「死なねぇよ!」と声をかける。それに勇気づけられた諸伏は、自身が過去に遭遇した事件について話し始めるのだった。 十五年前、諸伏が父、母と夕飯を食べていた時に何度もインターホンを鳴らす音が聞こえた。どうやら訪問してきた男は父親の知り合いのようで、最初は穏やかに会話する声が聞こえたが徐々に不穏な雰囲気に。様子を見に行き、戻ってきた母は諸伏に「押し入れに隠れるように」と伝える。その押し入れから諸伏が感じたのは、鉄の匂いと犯人の奇妙な言葉、肩に入ったゴブレットの様な刺青――。
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05
第5弾3月11日(土)放送
部屋で身支度を整えていた降谷のもとに、出かけるという諸伏がやってくる。二人が話していると松田も合流し、そのままコンビニに出かけることになった。大切な式の前だというのに、のんびりと過ごす三人を萩原と伊達は呆れ顔で出迎える。降谷、松田、萩原、伊達、諸伏が過ごした警視庁警察学校の初任科課程は今日、多くの想い出とともに卒業式を迎えた。
一方、警察学校の前に停められた車・RX-7を触る女性と、その友人の姿があった。それを見かけ思わず怒鳴りつけてしまう松田。五人が遭遇したある事件で負ったキズを直したばかりだったため、触られまたキズを付けられるのではとイラつく松田を、萩原がなだめ門の中へ引っ張っていく。式の十分前ということで伊達と諸伏が慌ててついていく中、降谷は女性たちに「警察官に興味があるなら卒業式を見学していくといい」と声をかける。――「誇りと使命感を持って、この国の人達を守り抜く決意があるのなら」 五人はそれぞれの明日へと歩き出す。
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降谷零Rei Furuya
全科目オールAという、警察学校の歴史でも類を見ない高成績で入校。真面目な性格と金髪という目立つ外見が故に、他の学生と揉めることもしばしば。
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松田陣平Jinpei Matsuda
傍若無人で協調性に欠けるように見えるが、学科や実技、専門知識などのレベルは非常に高い。プロボクサーだった父にボクシングを仕込まれる。
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伊達航Wataru Date
面倒見がよく、抜群のリーダーシップを持つみんなの班長。元警察官だった父親の姿を見て、正義のためには強さが必要だと考えている。
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萩原研二Kenji Hagiwara
優れた洞察力とコミュニケーション能力を持っており、女性にもモテる。松田とは小学生時代からの付き合いで仲が良い。
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諸伏景光Hiromitsu Morofushi
降谷零とは幼馴染。兄の高明は長野県警の刑事。優しくて生真面目な性格で、今なお、両親の事件のトラウマを抱えている。
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- 古谷徹
- 降谷零/安室透/バーボン
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- ●アニメ化が決定したときの気持ち
週刊少年サンデーに掲載された時からアニメ化を期待し、楽しみにしていたので、小躍りしました。
●どのように警察学校時代を演じるのか、そして、楽しみにしてほしいこと
まだ警察官の卵でしかない22歳の降谷零なので、優等生とはいえ、初々しく未熟な香りを漂わせたいと思っています。何でも出来てしまう現在の降谷零のレシピが描かれていますのでお楽しみに♪
●視聴者のみなさんへのメッセージ
志し高き若者たち5人が、人生で最も多感な時期に体験したスリリングなエピソードの数々を、彼らと共に味わってくださると嬉しいです。
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- 神奈延年
- 松田陣平
- comment
- ●アニメ化が決定したときの気持ち
また松田に会えるのか?!という嬉しさの反面、随分時間が立ってしまっていることもあり、あの頃の松田を・・・いや、更に若き日々の松田を演じることが果たしてできるだろうか・・・と少々不安に感じました。それでも更に深く彼らとの絆に触れてゆくことができるなら、その気持ちを越えて望みたいと思いました。
●どのように警察学校時代を演じるのか、そして、楽しみにしてほしいこと
一人ではない繋がり、キャラクターだけではなく、キャストの皆さんと自分との歴史にリンクするところも、切り口を変えればたくさんあるので、セリフを交わすより、言葉と感情を交わすように関わりを大事に演じて行きたいです。また、コミックスのイメージを崩さないように、心して望みたいと思います。
●視聴者のみなさんへのメッセージ
『警察学校編』という素敵な作品に関わらせていただきましたことを感謝いたします。一つ一つ大切に大切に演じさせていただきますので、どうぞ最後までご覧くださいませ!そして、楽しんでいただけたならこれ以上の喜びはありません。頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします!
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- 東地宏樹
- 伊達航
- comment
- ●アニメ化が決定したときの気持ち
嬉しさと共に、天下のコナン、そして人気の警察学校編ということで、身の引き締まる思いでした!
●どのように警察学校時代を演じるのか、そして、楽しみにしてほしいこと
本当なら藤原啓治さんがやられるはずの伊達航役。とても光栄なことと思い、自分なりに出来ることを精一杯やりたいです。
●視聴者のみなさんへのメッセージ
警察学校編のそれぞれのキャラクターが、皆とても魅力的であること。そしてなかなか集まれない古谷大先輩を筆頭に同年代の声優さんとの収録。そして何より物語の面白さ。とにかく必見です!お楽しみに!
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- 三木眞一郎
- 萩原研二
- comment
- ●アニメ化が決定したときの気持ち
とても嬉しかったです。スペシャルのアバンでしか彼とは一緒にいられませんでしたから。
●警察学校編のみどころ
なにしろみんな学校にいる。それだけで、こちらも楽しみなんですから、皆さんにも楽しみにしていただきたいです。
●視聴者のみなさんへのメッセージ
今までに登場してきた警察学校のメンバーの、血気盛んな時代の物語です。みんな揃って青臭くも、自分の目標に向かって熱く突き進んでいた空気感を、多くの人に観ていただきたいです!ご期待ください!
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- 緑川光
- 諸伏景光
- comment
- 以前、コミックスのコメントにも書いたかと思いますが、このお話をアニメ化して欲しいなぁと、ずっと思い続けていた1人なので、遂に実現して嬉しい限りです♪
同じ気持ちで応援して下さったファンの皆様、心より感謝致します。
深く考えると切ない気持ちにもなりますが、余計な事はあまり考えず、みんなのわちゃわちゃを純粋に楽しんでいただけたらなぁと。
どうぞ、楽しみにお待ち下さいませ(^-^)
- 青山剛昌、新井隆広
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名探偵コナン 警察学校編
Wild Police Story 小学館「少年サンデーコミックス」刊