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#R142

恋と推理の剣道大会(前編)(デジタルリマスター)

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東都体育館で開催される全国高等学校春季剣道大会。選手の中には平次の姿があり、コナンと蘭は和葉に同行して会場に来ていた。準決勝まで勝ち進んだ平次は強敵・京都泉心高校の沖田総司に勝って優勝すると誓う。それには平次のある決意がにじんでいた。
準決勝と決勝は昼食休憩後の午後二時開始予定ということで、コナンと蘭はトイレを済ませて食事に行くことにする。ところが中のトイレはどこも混んでいた。外に出て体育館北口のトイレに向かったコナンと蘭は、そこに刃物で喉元を切られ倒れている男性の姿を発見する。近くに居た老人・安岡克成は現場の状況が把握できないようで、コナンたちに不安げに声をかけてくる。安岡は事件発生時に現場に居て被害者のうめき声を聞いていたが、目が見えなかったためか犯人に見逃されたらしい。安岡は犯人らしき人物が「カッターナイフが血で汚れてしまって切れなくなったから、代わりのヤツを持ってきてくれ」と電話で話しているのを聞いていた。蘭が警察に電話している間、現場を見ていたコナンの元に沖田、遅れて平次がやってくる。二人は素振りをするつもりでトイレの近くまで来ていたらしい。沖田曰く、被害者は剣道の審判員で有段者であるため、犯人は“相当な手練れ”の可能性が高いのだという。
安岡の証言から犯行の前後でトイレに行った者はいたが、出てきた者はいないことが分かった。犯人はトイレにまだ潜んでいる可能性が高いということで到着した高木刑事と佐藤刑事がトイレに突入することになる。しかし、トイレから出てきた法村稔司、横手恒之、定森朱音は誰も返り血を浴びていなかった。さらに三人の声を聞いた安岡は、自分の聞いた声の人物が居ないと言い出し……。

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