事件ファイルCASE FILE
警察学校編 Wild Police Story CASE.松田陣平
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夜の警視庁警察学校。桜が舞い散る中、敷地内では殴り合う音が響いていた。そこに居たのは降谷零と松田陣平。松田は警察学校にいるにもかかわらず「どうしても警察官になりたい」という降谷が気に入らないという。二人の争いは一歩も引かずに続いた。
夜中の2時、諸伏景光が悪夢で飛び起きると、ドアをノックする音がする。諸伏がドアの外を確認すると、そこには傷だらけの降谷の姿があった。「売られたケンカを買っただけ」と語る降谷の様子を見ていた諸伏は「その相手とは仲良くやっていけそうか?」と質問するのだった。
朝礼の際、傷だらけになっている降谷と松田の横には、同期の諸伏、萩原研二、伊達航が並んでいた。初任科鬼塚教場教官・鬼塚八蔵は、二人の傷の理由を問うが伊達が機転を利かせて嘘を付く。そんな同期五人の様子を見ていた教官たちは鬼塚に声をかける。五人はそれぞれ問題を抱えており、教官たちから「厄介な連中」と思われていたのだ。
講義の時間、教官からの質問に正確に答える降谷の一方、生意気な口をきいて「警察官を何だと思っている!?」と問われた松田は、警察が嫌いだという割に警察官の心得についてはしっかりと答えるのだった。そんな松田の姿に疑問を持った降谷は、彼の過去について調べ始める。松田の父は過去に誤認逮捕されたことで人が変わってしまい、そのことで警察を恨んでいる様子。ではなぜ、警察学校に入ったのか……?それは松田と仲の良い萩原にも疑問だったようだ。
その後始まった拳銃訓練。五発をほぼど真ん中に当てる降谷の一方、「全然当たらねぇ」とイライラした様子の松田は破損を確かめるために拳銃を分解し始める。拳銃訓練は中止となり、装備返却をすることになるのだが実弾が一発足りない。松田が疑われている中、屋根の補修工事をしていた作業員が落下してくる。それを助けようと飛び込んだ鬼塚の首に命綱が絡まり首つり状態に。現場が混乱する中、五人は鬼塚を助けるため、それぞれ行動を始める。