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#933

サラブレッド誘拐事件(前編)

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 小五郎はコナンを連れて競馬場にやってくる。小五郎は馬券売り場で帽子にサングラス、口髭の男に声をかけられる。フリーの競馬ジャーナリストを名乗る男は小五郎に仕事を依頼する。小五郎、コナンが事務所に戻ると、ネットで競馬の予想と評論をしているという別の依頼人が待っていた。この男が帰ると、すぐに競馬ファンという女の依頼人も現れる。この後、コナンは喫茶ポアロで依頼人の女と男2人が密談している現場を目撃。3人は知り合いらしく、コナンはこの依頼には何か裏があると考える。

 コナンは小五郎についていき、TOKUYOSHI厩舎にやってくる。小五郎が競走馬のホワイトスピリッツを見ていると、そこに馬主で会社社長の徳吉耕三が現れる。小五郎はこの馬を殺害すると手紙やメールで脅迫されているかを確認。徳吉が脅迫を認めると、小五郎はこの馬を守ってくれと依頼された事を告白。小五郎が依頼されたのは3件とも同じ内容だった。話を聞いた徳吉もこの馬を守って欲しいと依頼する。その様子を見ていた調教師の長谷康孝は何故か顔色を変え、携帯で誰かに電話をかけていた。

 翌日、ホワイトスピリッツは競馬場で開催されるレースに出走するため、馬運車に乗せられる。運転手付きの車の助手席には徳吉、後部席には小五郎、コナン、蘭が乗り込む。厩務員の永浦実秋は脅迫されているのに出走するのは無茶だと訴えるが、徳吉は心配するなと聞く耳を持たない。この後、塩見正雄が運転する馬運車が出発し、徳吉、コナンたちが乗る車はその跡をついていく。途中、小五郎は不審な車に気付く。だが、その車は何事もなく追い越していく。運転していたのはホワイトスピリッツにも騎乗する騎手の角田千鶴だった。コナンは依頼人3人の正体は変装した長谷、永浦、千鶴だと気付く。

 この後、前方に「工事中につき まわり道」という看板が見え、馬運車は脇道へ入っていく。徳吉の車も脇道へ入るが、前方に馬運車は見えない。その時、別の脇道から馬運車が現れる。塩見は標識が間違っていたと徳吉に伝えて元の道路に戻る。そして、競馬場に到着後、徳吉は車から降ろされたホワイトスピリッツを見て、よく似た別の馬だと気付く。馬の首に巻かれたリボンには紙片が挟まっていて、それは「身代金1億円を用意して、自宅で連絡を待て」と書かれた徳吉宛の脅迫状だった。

 馬運車を運転していた塩見は妻と子供がさらわれ、脅迫されていたと告白。脇道に入った時、もう1台の馬運車に乗り換えたという。コナンはこの事件がコナン・ドイルの小説「白銀号事件」に似ていると感じていた。この後、塩見の家族は解放されて無事保護される。そして、徳吉の自宅の郵便受けに誘拐犯から新たな指示が届く。それは取引には徳吉1人で来いというものだった。徳吉は身代金1億円を持って指定された公園へ向かい、コナン、目暮警部たちも徳吉に気付かれないように跡を追うが…。

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