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#888

怪盗キッドの絡繰箱(後編)

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次郎吉は幕末の絡繰師、三水吉右衛門が作った絡繰箱を開けてほしいと友寄公華から頼まれる。絡繰箱には他界した夫の遺品である世界最大の月長石、月の記憶(ルナ・メモリア)が入っていた。絡繰箱を開ける方法が書かれた紙は、次郎吉に寄贈した本1万冊の中の1冊に挟んであるという。次郎吉は怪盗キッドをおびき出すため、月の記憶が入った絡繰箱を展示。皆はその紙を手分けして見つける事に。

 コナンはキッドが傍にいる気配を感じて警戒する。風邪を引いているのにトイレから戻った後は咳をしてない小五郎。沖矢昴は本を調べるよりも周りを気にしていた。そして、トイレにこもっている時間が長かった阿笠博士。コナンは怪しくないのは次郎吉と公華だけと考える。防犯装置のリモコンを持っている次郎吉に変装していたら、すでに絡繰箱をすり替えているはずだが、絡繰箱はすり替えられていなかった。公華は絡繰箱が濡れて慌てたが、変装したキッドだったら慌てる事はなかったはずだった。コナンはトイレから戻ってきた蘭と園子にも注目。過去にキッドは蘭と園子に変装した事もあるのだ。蘭は上の方にある本を取ろうとしてイスに乗る。蘭は頑張って背伸びをするが、上の方の本に手は届かない。阿笠は見かねて蘭が取ろうとした本を代わりに取ってあげる。

 この後、公華は本を見つける参考になるかもしれないと言って学生時代の思い出を語る始める。学生時代、交換日記をしていた公華と夫。公華はその日記がとても不思議だったと打ち明ける。夫は左のページ、公華は右のページに書く約束をしていたが、その日あった事や夫に対する想いを書くと1ページでは納まらなかったという。夫が左のページに書けるように3ページ分びっしり書いたが、夫はいつも数行書くだけ。当時、公華は夫が筆不精だと思っていたという。だが、結婚したての頃、公華は交換日記を読み返し、見覚えのないページを発見。夫が2ページに渡って書き込んだ文章があったという。公華は日記はすぐに夫に取り上げられ、それ以来、日記を目にしていないと明かす。

 公華の話を聞いたコナンは公華のこれまでの発言を思い出してハッとなる。変装したキッドはコナンの表情を見て、コナンが紙の在処、箱の本当の中身に気付いたと察する。コナンは皆に紙の在処がわかったと報告。コナンは皆が一生懸命探しているのに紙が見つからない理由にも気付いていた。コナンは公華の夫が見つからないように紙を本に隠したトリックを暴くが…。その時、展示室が突然停電する。キッドが動き出したのだ。コナンはキッドを捕まえるため、思考を巡らせるが…。

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