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雪山山荘殺人事件[デジタルリマスター版]

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 コナンは福引きで別荘の宿泊券を当て、雪山にある貸別荘にやってくる。だが、小五郎が別荘の鍵を失くしてしまい、途方に暮れるコナンと蘭。そこに東都大学医学部・第一外科教授の大山将(おおやままさし)が車で通りかかる。大山は事情を聞いて近くにある自分の別荘にコナンたちを案内。大山は蘭とコナンに名前を聞きながら玄関へ向かう。その時、車が停まり、買い物袋を抱えた同医学部・第一外科助手、中原香織(なかはらかおり)が現れる。
 別荘には中原の他にも助教授の金澤智康(かなざわともやす)、助手の飛田銀二(とびたぎんじ)、助手の江角果歩(えずみかほ)という大山教室員たちが集まっていた。食事中、大山が先日発表した大腸ガンに関する論文の話になる。学部内は、この論文の話題で持ち切りだという。食後、中原が麓のコンビニまで酒のつまみを買いに行く事になり、他の人たちは欲しいモノを書いたメモ紙を中原に渡す。時刻は午後8時58分、大山はハマっているドラマを見るために居間へ駆け込む。飛田はナイトスキーを滑りに行き、金澤は風呂に入る。小五郎は酔い潰れ、江角は蘭、コナンと一緒に食器を洗う。この時、江角は生ゴミを外へ出しに行く。
 9時50分、コンビニ袋を持った中原、吹雪でスキーを切り上げた飛田が別荘に戻ってくる。中原はつまみを出した後、頼まれたサラダとアイスクリームが売り切れだった事を皆に報告する。11時5分、コナンはドラマが終わって1時間以上も姿を見せない大山の事を心配。そして居間に様子を見に行った中原は大きな悲鳴を上げる。コナンたちが駆け付けると、そこでは縄で縛られ、血まみれの大山が正座した状態で殺害されていた。傍のテーブルの横には血痕のついた格子模様のテーブルクロスが落ちていた。
 居間には金庫があり、小五郎は現場の状況から物取りの犯行と推理するが、コナンは大山がしている金時計が盗まれていない事に違和感を抱く。テーブルクロスは血のついた縄の跡だらけで、コナンは大山がダイイングメッセージを残そうとしていたと推理する。吹雪で警察も当分来られないため、金澤が遺体を検死する事に。大山の死亡推定時刻は9時から10時の間。体中に無数の傷があったが、直接の死因は肺に達している2つの刺し傷による窒息死だった。
 コナンは物取りの犯行に見せかけているが、中原、金澤、飛田、江角の中に犯人がいる事をそれとなく小五郎に教える。4人のアリバイを確認した後、コナンはソファの隅に血痕が付着したライターがある事に気付く。コナンはテーブルクロスにライターを置いた跡を見つけ、大山が残したダイイングメッセージの謎を解く。コナンは小五郎に麻酔銃を発射、眠りの小五郎の推理ショーが始まる…。

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