事件ファイルCASE FILE


甘く冷たい宅配便(前編)
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クリスマス、コナンと光彦、元太、歩美、哀は公園でサッカーをして時間をつぶす。阿笠博士の家にクリスマスケーキが届くのを待っているのだ。その時、哀の前に子猫が飛び出してくる。それは毛利探偵事務所辺りを根城にし、よく喫茶店ポアロに餌を食べに来る野良猫の大尉だった。大尉は道路に停車中のチーター宅配クール便の冷蔵車のコンテナに入っていき、コナンたちは助けようとコンテナに乗り込む。この後、宅配業者AとBはコナンたちに気付かずに扉を閉め、車を出発させてしまう。
コンテナの扉からは哀が着る手編みセーターのほつれた毛糸が伸びていた。毛糸の先は植え込みに引っ掛かり、哀のセーターはどんどん解けていく。哀はパンツ一枚の姿になり、人前に出るのを嫌がる。その時、AとBが荷物を取りにコンテナに入ってきて、コナンたちは荷物の陰に隠れる。その際、Aは「玄関先で荷物を落として顔と名前を覚えてもらえ。大事な証人だから」とBに指示。Aはコンビニにトイレを借りに行くと去っていく。コナンは2人の会話に訝しいモノを感じる。
AとBが扉を閉めた後、光彦は寒がる哀に上着を差し出す。光彦たちはAとBに声をかけて外に出してもらおうと提案するが、コナンは止めた方が良いと反対。コナンはコンテナ内の段ボールから殺害された男性の遺体を発見していた。コナンは殺害した犯人はAとBだろうと光彦たちに教える。コナンは犯人が遺体を冷蔵設備が付いたコンテナに入れたのは腐敗速度を遅らせるためと推理する。死亡推定時刻を遅らせれば、犯行時刻は配達をしていたと言い逃れできるからだ。
先ほどのAの指示は客にBの顔を覚えさせてアリバイを証言してもらうためだった。コナンはAがコンビニに行ったのもアリバイ工作で防犯カメラに映るためと睨む。犯人に見つかればコナンたちにも身の危険が及ぶ可能性は高かった。この後、AとBの会話から殺害の状況がわかる。Bが偶然配達したのは浮気相手の旦那の家。離婚する羽目になった旦那に掴みかかられ、成り行きで殺害してしまったのだ。Bに助けを求められたAは旦那から金を奪って共犯に。
コナンは高木刑事に電話して助けを求めようと考えるが、唯一の光彦の携帯は電源切れ。コナンは電池を温めて回復させて高木に電話をかける。高木の携帯は電源が入っておらず、コナンは代わりに阿笠に連絡。そこで光彦の携帯の電池は完全に切れてしまう。コナンは皆の持ち物を見せてもらい、大尉とタクシーのレシートを使った外部との連絡方法を思いつくが…。