事件ファイルCASE FILE
足跡がない砂浜
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コナンと蘭はサーフィンをやると言い出した小五郎と一緒に大浜海岸のサーフショップを併設したカフェ「カモメ」にやってくる。小五郎がサーフィンに興味を持ったのは最近知り合ったインストラクターの今岡汀(いまおかなぎさ)に誘われたのがきっかけだった。ボードが行方不明にならないように足とボードを繋ぐリーシュコードは約2メートル。このコードは滅多に切れないが、ビッグウェイブが来たら何が起きるかわからないという。
この後、コナンたちは海に出てサーフィンに興じ、汀は自由自在に波に乗る。そして、コナンたちが「カモメ」に戻ると、今岡海四郎(かいしろう)が帰ってくる。海四郎によれば、今夜は大潮の日。大浜海岸は潮の満潮と干潮の差が大きい事で有名だという。小五郎は汀を海四郎の娘だと思っていたが、実は2人は35歳も離れた夫婦だった。汀たちはサーフィンを再開しようとするが、海四郎は低気圧が近づいているからやめた方がいいと発言。高波にさらわれて命を落とす人も多く、海四郎は海を侮ってはいけないと汀に忠告する。汀は波乗り娘の血が騒ぐとやりたそうだったが、結局サーフィンを中止にする。
しばらくして、小五郎たちが泊まるペンションに海四郎がやってくる。海四郎は汀がいなくなった事を告白。荒れた海にサーフィンをやりにいったかもしれないという。その時、コナンは海四郎の携帯が光っている事に気付く。汀からメールが届いていたのだ。メールはカラオケに来ていて、朝まで帰らないかもしれないという内容だった。
翌朝、コナンたちは大潮によって皺1つない砂浜へ散歩に行き、海岸線近くに黒い塊を発見する。それはウエットスーツを着た汀の遺体だった。この後、地元の警官、杉山(すぎやま)と坂田(さかた)が捜査を開始し、小五郎は荒れた海で起きた不幸な事故と判断。汀の首には索条痕があり、小五郎は高波に翻弄され、コードが汀の首に巻き付いたと考える。コナンは首のコード痕がスーツの中に入っている事を疑問に思う。スーツは水が入らないように身体に密着しているからだ。この後、コナンは「カモメ」の階段下の砂地に2m程の掘り返した跡に気付き、汀が亡くなったのは事故ではないと推理して…。