過去の放送

#5411月5日(日) 10:25~放送
地球便SP

  “ぐっさん”こと山口智充が自ら届け物を携え、日本から海を越えてジャマイカにやってきた人たちに会いに行く「地球便SP」。1週目の今回は、レゲエ歌手として活動する松井葉子さんの元を訪ねる。
 ジャマイカ第二の都市・モンテゴベイは、世界中から観光客が訪れるリゾート地。ぐっさんは、コバルトブルーの海が美しいビーチで葉子さんと待ち合わせする。観光ガイドもしている彼女の案内で、まずはローカルな土産物店を訪問。さらに、ジャマイカで人気のアクティビティーである乗馬を体験することに。馬にまたがって緑の中を散策し、クライマックスはなんと馬に乗ったままカリブ海の中へ!大自然を満喫したぐっさんは、葉子さんにジャマイカに来たきっかけを尋ねる。
 幼い頃に両親が離婚。祖父母に育てられ、寂しさを抱えていた思春期の頃に出合ったのがレゲエだった。音楽を通して繋がり支えてくれる友人の存在もあって、レゲエは葉子さんの人生に明るい光とかけがえのない絆をもたらしてくれた。25歳の時、初めて発祥の地・ジャマイカを旅する。「ゲットー」と呼ばれる貧困地域の人々の心の叫びを社会に訴えるために生まれた音楽であるレゲエ。葉子さんは旅でその本質に触れ、自らの幼少期を重ね合わせ深く共感したのだった。
 現在、葉子さんはパートナーである音楽プロデューサーのアフリカン・シンボルさんとともにモンテゴベイ市内に4つのゲストハウスを所有。そのうちの1つには音楽スタジオがあり、CDアルバムの制作も行っている。葉子さんは「ランキン・パンプキン」のアーティスト名で活動。公私ともに充実した日々をおくるが、決してレゲエ歌手として順風満帆だったわけではなかった。3年前に出場したレゲエの勝ち抜き番組。そこで審査員からバカにするかのような態度で失笑され、自分のレゲエ人生を否定するかのような評価を受けてしまう。しかし「そんなことで自分の夢を諦められない」と奮起した葉子さんは、次の大会で思い切った行動を起こし逆襲に出る。この放送が大きな反響を呼び、国内でランキン・パンプキンの知名度は一気に上昇。レゲエ歌手として飛躍する足掛かりをつかんだのだった。そんな葉子さんから、最後にぐっさんへサプライズが。「会ってほしい人がいる」と連れて行かれた場所には、たった1本しか弦がないギターを巧みに操る人気のミュージシャン、ブラッシー・ワンストリングさんの姿が!ぐっさんが彼のファンだと知った葉子さんが、音楽仲間を通じて引き合わせてくれたのだった。まさかの対面にぐっさんは大感激。ブラッシーさんのギターとぐっさんのパーカッションでセッションを繰り広げる。
 「葉子さんの人生にとってレゲエとは?」というぐっさんの問いに、「自分の表現したいことができるフィールド。深いところまで追求したいと思わせてくれる魅力を持っていて、今となってはレゲエのない人生なんか考えられない」と語る葉子さん。レゲエで大切な人たちと繋がり、ジャマイカで幸せをつかんだ彼女へ、30年前からずっと支えてくれる日本のレゲエ仲間からの届け物をぐっさんが手渡す。