1世紀の歴史に幕を閉じる
7月16日は
開通当時そのままの形で1世紀あまり山陰本線を支えた
餘部鉄橋がその役割を終える日なんです。
全長およそ300メートル、高さおよそ40メートルを誇る餘部鉄橋。
まさに町の上空を電車が走るような景色を目にすることができます。
この立派な橋が完成したのは明治45年ですよ!
当時のお金で33万円の費用で建設されたんです。すごいですね。
日本海から吹き荒れる吹雪にも負けず、
100年近く山陰本線を見守ってきましたが、
ついに新しい橋にそのバトンを渡します!悲しいよ。
橋の下に行き、電車が橋を通るところを写真に収めました!
ここは一番緊張した瞬間でありました。
なんでかだって、それはだいたい1時間に1本での運行ですから。
餘部鉄橋と列車のこの組み合わせをみることはもうありません。
残念です。ショックです。
しかし、安全性や定期運行に支障が出ないようすることを考えると
餘部鉄橋の付替え工事は避けて通れない道なのだと感じます。
これが新しい橋。コンクリート製です。
これで、また一つ鉄道の素晴らしい車窓が消えてしまいました。