学生時代の思い出。
2年前の話。
学生時代に、沢木耕太郎さんの「深夜特急」を読んで以降、
海外旅行へ、バックパッカーのような
古びた宿を探してまわるという旅行を目指してました。
2年前、友人と2人で10日間という短い間でしたが、
その格安ツアーを断行したことがありました。
そのときの様子が、友人のブログに、アップされていたことを
思い出し、久しぶりにのぞしてみたんです。
いや~、また、海外に足を伸ばしたくなりましたね。
ちょこっと、ご紹介します!!
~以下、友人の了承を得て、抜粋しています~
2008年10月19日
シンガポール(3日間)⇒タイ(3日目)
寝釈迦と立田恭三。
この恐ろしい写真には後々触れるとして、いよいよ厳しくなってきた第6夜。
タイでキャッチボールは出来ないらしい。
「現地の人と、何かしら仲良くなりたい」ということで、交流できるものを立田君と考えた。
で、タイでは珍しいであろうキャッチボールをしようと思ったのよ。
それぞれスーツケースにグローブと、一握りの希望を仕込ませて旅立ったわけやけど…
ロビーで、陽気なボーイに尋ねる。
立田「キャッチボールできるところはないですか?」
ボーイ「キャッチボール?あぁ!!ベースボールかい!!」
身振り手振りで野球を表現するボーイ。
テンションは上々。僕たちは期待に胸を膨らます。
ボーイ「フロントに聞いてみるぜ!!」
意気揚々とフロントに向かうボーイ。
精一杯身振り手振りで説明してくれている。
それを見てドン引きのフロント。
ここ数年、あんなドン引きは見たことがない。
そしてしょんぼりして帰ってくるボーイ。
どうやら、そんな広場はないらしい。
でも、食い下がる立田、地図を指差し
「いやでも、このルンピニー公園なら、できま…」
フロント「ノー!!」
発言を遮る、怒涛のノー。
抵抗むなしく、キャッチボールを断念。
この左手につけたグローブは、どうしたものか。
脱力感いっぱいで部屋に帰る。
相談の結果、今日は寺院めぐりをすることに。
タイといえば寺院。
観光の目玉。
写真でどうぞ。
こんな寺院が点在しています。エメラルド寺院と王宮はその中でも一番の観光名所。
ところで。
旅行六日目にして、男二人で寺院を巡る。
この恐ろしさが分かるだろうか。
上にも書いたように、僕らの優先順位では、キャッチボール>寺院巡りなわけだ。
そのキャッチボールでさえ、苦肉の策。
そして問題のこの写真である。
野菜不足から来る顔のテカり。
疲れから来る顔のむくみ。
7:3、黄金比率の分けっぷり。
いよいよ、旅が厳しくなってきたことを痛感した瞬間だった。
荷物をホテルへ置いた後、近くのタイ古式マッサージへ。
店に入ると、それぞれ別の部屋へ連れて行かれた。
英語が通じない上に、一人…
「服を脱げ」ということだったので、三回ぐらい必死に確認して着替える。
もうね、これでもかってぐらいブッカブカのズボンに履き替えて、気合十分で待っていたわけですよ。
そしたら、何故か他の部屋に行くことに。
他の部屋に行くということは、上半身半裸で店の奥を横切るわけ。
それ見てキャッキャ言うてるおばちゃん達。
さらし者か!と。笑
で、マッサージ。
とにかくこそばい。
何を隠そう、僕は極度のこそばがり。
脇とかね、首筋とかね、触られると体が硬直して仕方ない。
友人が隣におるからには、笑っちゃいかんと思って我慢。
我慢。
我慢我慢。
我慢…。
あ~!!…我慢すればするほどこそばい。
…もう我慢の限界っ!!と思った瞬間、隣から…
「ウキャキャキャキャキャ~!!」
おばちゃんに脇をスリスリされている、立田の笑い声が轟いた。
そっからはもう立田とおばちゃん二人して笑いっぱなし。
立田恭三落ち着く⇒マッサージ⇒立田恭三笑う⇒おばちゃん大喜び⇒立田恭三落ち着く⇒以下繰り返し
しまいにはね、膝枕されて、「なんかここのおばちゃん、お母さんみたい」とか言い出す始末。
気持ち良い以上におもしろいマッサージでした。
うん、旅行に行きたいッス!