「澤選手、有終の美」
女子サッカー界の宝、INAC神戸レオネッサの澤穂希選手が、今日、皇后杯での優勝をもって現役を引退されました。
アルビレックス新潟との決勝戦、0−0のまま迎えた後半33分、川澄奈穂美選手からのコーナーキックを頭で合わせて1−0、自らの決勝ゴールで有終の美を飾りました。
15歳から日の丸を背負って22年、これまでこのブログでも澤選手と女子サッカー界については色々と書いてきましたが、不遇の時代から先頭に立って日本女子サッカーを引っ張り、時には影から支え、悲願の世界一へと導きました。
女子のサッカーチームが無く、女子が男子のチームで練習せざるをえなかった時代や、スポンサー不足で廃部が相次いでいた時代には考えられなかったことです。
以前独占インタビューをさせてもらった時に、澤選手の言葉で一番印象に残っているのが、
「100回やれば出来る事を99回で諦めるのが一番勿体ない。」
正に澤選手を表す言葉です。長きに渡る選手生活の中で、人知れず100回、200回の努力をしてきたのでしょう。努力は裏切りません。
現役は引退されても、サッカー界から引退されるわけではなく、これからも、サッカー界、スポーツ界の“道標”となってくれることでしょう。
優勝インタビューの最後に澄み切った笑顔で話された「これからも女子サッカー界を応援して下さい!!」という一言に全てが込められています。
日本だけでなく、世界中が澤選手から沢山の感動と勇気をもらいました。
ひとまず、お疲れ様でした。
す・またんファミリー最強コンビは永遠に不滅です。吉田紗保里選手もリオ五輪代表決定おめでとうございます。