「ガンバ、準決勝進出!!」
アジアチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦、ガンバ大阪が韓国の全北現代を3−2で破り、優勝した2008年以来7年ぶりの準決勝進出を決めました!!
(試合後のスタジアム)
しかし、凄い試合でした。
先制を許したガンバが追い付いて追い越し、試合終了間際にまた同点に追い付かれ、そのままアディショナルタイムに突入。アウェイゴール規定で同点のままではガンバが敗退となってしまいます。
4分のアディショナルタイムの時間が刻刻と流れて行き、ガンバ敗退も脳裏をよぎる中、アディショナルタイムも終了間際の後半48分に何と!!
後半20分からの途中出場で、日本代表に選ばれたばかりの米倉恒貴選手が、同じく後半39分に投入された金正也選手から受け取ったパスをゴールにねじ込みました。
中盤から金選手に縦のパスを出したのはキャプテン遠藤保仁選手。1点目も2点目も遠藤選手から作り出された得点。見事な連携プレーでした。長谷川健太監督の采配もお見事です。
前日の会見で長谷川健太監督や遠藤選手らが口々に話していた通り、エース宇佐美貴史選手が累積警告で不在の中、監督もスタッフも、キャプテンも後半から途中出場の選手も、サポーターも、私達中継スタッフも、正に“チーム一丸”となって戦い抜きました!!!
この奇跡的な逆転勝利に大興奮した長谷川監督が思わずピッチに飛び出し、退席となるハプニングもあり、試合後も私に「こんなことあるんだ。あり得ない、あり得ないよ!!」と飛び付いてくるような勢いで興奮冷めやらぬ様子。前日の冷静な会見とは正反対のあんな長谷川監督の姿は初めて見ました。
この劇的な勝利でガンバのベンチリポーターとヒーローインタビューを担当した私も大興奮です。ヒーローインタビューで米倉選手は「スタメンではなかったけれど、チーム皆で戦おうと準備はしていました。もう攻めるしかなかったし、応援も伝わってきたので最後は気持ちで押しこみました。」とスタメン落ちの悔しさを吹き飛ばし、興奮気味に語りました。
7月には初めて東アジアカップの日本代表に選出され、8月には国際Aマッチデビュー、ガンバ期待のヒーロー誕生です。
準決勝の相手は前々回のこの大会の覇者で、中国スーパーリーグ4連覇中の広州恒大。
簡単な相手ではありませんが、昨季三冠王の実力を見せてくれると信じています。
さて、ラグビーワールドカップ2015も始まり、日本代表が初戦で優勝候補の南アフリカに最後の最後で逆転勝利しました。3点ビハインドで迎えたラストプレーで、ほぼ確実に同点となるペナルティーゴールではなくスクラムを選んで、約束の無い勝利にこだわった姿に心奪われました!!!スタジアムの観客からは国籍関係なく日本コールが。
それは紛れもない“チーム一丸“でした。次のスコットランド戦にも期待です。
ANAオープンではPGAツアーを終えて帰国し、ホストプロとして今季日本ツアー初参戦の石川遼プロが見事な優勝を飾りました!!ほんとにやってくれますね~。
ガンバもラグビー日本代表チームも石川プロも、私達には想像も出来ない努力をしているからこそ、劇的な結果を出せるのです。これぞ、スポーツの醍醐味!!
是非とも阪神にも、残り試合はチーム一丸となって戦ってもらいたいものです・・・。
秋の楽しみ、自家製いちじくも届きました。