「ミズノオープンコース紹介・前編」
いよいよ今週末、~全英への道~ミズノオープンが「JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部」で開催されます。
瀬戸内海を望むこのリンクスコースを吹き抜ける風が、毎年選手達を悩ませています。
これが一定の風ならば、その強さと向きへの対応もそう難しくはないのですが、ホールごとに風の強弱や向きが変わるので、ジャッジも簡単ではありません。これぞ、“全英への道”です。
先日行われた中継スタッフによる下見ラウンドでは、インコースのみ、ツアー選手の使用するチャンピオンティーからプレーすることが出来ました。
ちなみに私のインコースのスコアは1バーディー3ボギーの38。
ここではあがり3ホールの概要を、下見ラウンドでのプレーを通してご紹介します。
この日も、瀬戸内海からの強い風がコースを吹き付けています。
まずは16番ホール、池越えバンカー越えの200ヤード・パー3。
グリーンは左右に長い横長の形状で、左側3分の1が高台となる2段グリーンとなっています。この日のピンポジションは、2段グリーンの右側で手前から12ヤード。一番易しい位置です。
フォローの風を考慮し、私は6番アイアンでのティーショットを選択。ほぼ狙いどおりの球を打つことが出来、ピン奥6メートルにオン。2パットのパーでした。この右側の易しいピンポジションなら、8番アイアンで狙ってくる選手もいるでしょう。
但しピンが2段グリーンの上段となる左側に切られた場合、難易度が一気に上がります。恐らく最終日のピンポジションは左側になることが予想されます。
グリーンエッジぎりぎりの地点が狙いどころ。ピンから少しでも右にこぼれれば、2段グリーンの急な傾斜に流されて10メートルは右に転がります。それ程グリーンの左右では高低差があるのです。
更にグリーン手前にはバンカーがあり、左側はエッジまでの距離も長いので、キャリーをしっかり出さなければなりません。風向きにもよりますが、プロでも4番アイアンから6番アイアンぐらいの番手になるでしょう。
勝負のかかる、あがり3ホールの入口、16番ホールは難易度の高い戦略性のあるパー3です。ピンポジションにも是非ご注目下さい。
後編に続く・・・