「スタジオアリス下見へ」
いよいよ今週末、スタジオアリス女子オープンが開催されます。先日、兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコースへ中継に携わるアナウンサー、スタッフで下見ラウンドに行って来ました。私は立田アナとラウンド。
恒例のスコア発表ですが、私はOB連発で撃沈の85、本野アナが120、立田アナが130。
皆、年々スコアが悪くなっています・・・。スタジオアリスの中継も5年目、コースは熟知しているはずなのですが、何度ラウンドしても難易度の高さに脱帽。
さて、ここでは中継ホールでもある上がり3ホールをご紹介します。
まずは、16番ホール。483ヤードのパー5。
(以下、残り距離は下見時点でのもの)
ロングヒッターは2オン可能なパー5ですが、コースが左ドッグレッグしている為、ドライバーで最短距離を狙うには左の林ぎりぎりに打たないとフェアウェイを捕えることが出来ません。
私はコース右側に突き抜けるのを避けるため、3番ウッドでティーショットを打ちましたが、ややドローがかかり左の林すれすれまでボールが転がってしまいました。それでもピンまで残りが218ヤードの打ち上げ。セカンドショットを5番ウッドで、持ち球のドロー系のボールで狙いましたがドローがかからず右のラフへ。そこから3打目を乗せてパー。
距離的に2オン可能な選手はいるでしょうが、綺麗に2オン出来る選手はほとんどいないのではないでしょうか。戦略性のあるこのホールをどういうルートで攻め、いかにバーディーチャンスを演出するかが見所です。
続く17番ホールは、379ヤードのパー4。
最終日のピンポジションは、ここ数年ほぼグリーン右手前です。この右手前というのが曲者で、ピンを果敢に狙ってボールをグリーン右サイドにこぼしてしまうと、かなり難易度の高いアプローチが残ります。
このホールのグリーン形状が砲台グリーン(写真参照)なので、グリーン右サイドからのアプローチは、「打ち上げで、ピンが直ぐそばにある」というシチュエーションとなります。
2年前の2012年のこの大会で、それまで3打差をつけて単独トップだった申ジエプロが、この位置からのアプローチを2度連続してミスしてダブルボギーを叩き、優勝を逃してしまったことがありました。世界ランキング1位にもなっている百戦錬磨の申ジエでさえそうなってしまうのです。
それぞれこの砲台グリーンをどう攻めていくのか!?楽しみです。
そして、最終18番ホールは、402ヤードのパー4。
ティーグラウンドから253ヤードで池のある谷につかまってしまいます。打ちおろしていくホールですので池までの距離は約245ヤード。この池の淵から8ヤード手前に残り150ヤードを示す△マークがあります。ティーショットはこの△マーク付近に落とすのが理想ですが、あまりにも池が近いのでここまで打つにもかなりの勇気が必要です。
2年前に優勝を飾った佐伯美貴プロは申ジエを追いかける立場で、この池の淵ギリギリまでティーショットを運んできました。その勇気がバーディーに繋がり、見事な逆転優勝となったのです。
最終日の最終ホールで、各選手がどの様に風をジャッジしながら、勇気を持ってティーショットを放ってくるのか。今年も、必ずこの最終ホールでドラマが起こることでしょう。
スタジオ女子アリスオープンは4月12日(土)14時から関西ローカルで、4月13日(日)15時から全国ネット中継です。解説は村口史子プロ、ラウンド解説は山崎千佳代プロ、実況尾山アナです。私は最終日に優勝インタビューを担当します。
なお12日(土)はスタジオアリス中継終了後の15時から、阪神VS巨人・伝統の一戦を解説に水野雄仁さん、赤星憲広さんをお迎えして実況小澤でお伝えします。
週末はスタジオアリス女子オープンゴルフ&伝統の一戦でお楽しみ下さい!!!