「京都サンガ戦@鹿児島」
年に一度、鹿児島の鴨池陸上競技場で行われる京都サンガのホームゲームの実況をしに、鹿児島に行って来ました。
いつもはこのスタジアムからも桜島が見えるのですが、灰が上がっていて見えません。
鹿児島市内のスタジアムにも沢山の灰が積もっており、試合直前までスタッフによる清掃が行われていたのですが、キックオフ直前にも爆発があり、いたちごっこという感じ・・・。
中継中ももくもくと噴煙が上がり、火山灰が降る中、選手は勿論、中継スタッフも灰だらけになりながらの試合になりました。
J2・6位の京都の対戦相手は、18位カターレ富山。京都は下位チームから勝利をおさめ、6位以内に与えられるJ1昇格プレーオフ出場権を確実なものにしていきたい試合。富山はJ2残留を果たすためにも何とか上位京都を叩き浮上のきっかけにしたい試合。
しかし、過去の対戦成績を見ると、富山の1勝3分けと、京都にとっては分の悪い相手。下位チームとはいえ侮ることはできません。
前半45分は両チーム得点なく、0−0。一転後半は、ゴールの押収に。京都が3−1とした時点で勝敗の行方があらかた見えたか・・・と思いましたが、富山が粘りをみせ3−2と1点差に詰め寄りました。しかし、反撃もここまで。3−2で京都が勝ちました。
それにしても、実況中に火山の噴火状況を交え、灰の降る様子をお伝えしながらのスポーツ実況は、アナウンサー生活23年目でも初めての経験でした。
スタジアムを去る時には舞ってくる灰の量がさらに多くなり、ホテルに着いてみると、黒のジャケットが真っ白になっていました。
あらためて鹿児島に住むみなさんの苦労が身に染みてわかった一日となりました。
(鹿児島土産は勿論これです!)