「関西ダービーで開幕!」
先週末Jリーグが一斉に開幕し、J2リーグ、ガンバ大阪VS京都サンガF.C.の一戦を取材して来ました。関西ダービーでの開幕戦です。
試合はどちらのチームも譲らず、点を取られては取り返しで、3−3の引き分け。遠藤保仁、今野泰幸、家永昭博ら日本代表メンバーが在籍するガンバに京都が善戦しました。
試合後、京都サンガの大木武監督の第一声は、「悔しい!勝てなくて残念です!!」
私の期待通りの言葉に胸がスーッとしました。
もしも、大木監督から「開幕戦のアウェイで、ガンバに引き分けたことは大きいです。」などという言葉を聞いてしまっていたら、がっかりしたかもしれません。
更に私がこう問いかけました。
「残り15分で1−2と1点のビハインドの状況を、監督としてベンチでどのように考えていましたか?」
大木監督からは「勝つためには3得点しなければならない。ということはあと2得点をどう奪うか。これだけを考えていました。」という答えが返ってきました。
その言葉どおり、一時はサンガが3−2と1点勝ち越しました。最終的に同点に追いつかれはしたものの、最後まで貪欲に白星を掴みに行くサッカーを見せてくれました。
昨年はJ2リーグ3位と、惜しくもJ1昇格を逃した京都サンガですが、その悔しさをバネに3年ぶりの復帰を目指してチームは一丸となっています。
これまでガンバ大阪戦、セレッソ大阪戦と中継して来ましたが、今シーズンはスカパーでの京都サンガのホーム戦の中継を担当することになりました。
まず3月は明後日10日(日)の東京ヴェルディ戦、20日(水)のヴィッセル神戸戦と中継します。
こう書いていても、ガンバ、ヴェルディ、ヴィッセルとまるでJ1かと錯覚してしまう様な顔ぶれです。
J1にセレッソ大阪しかいない今、関西ダービーがJ2でしか見られないという状況は寂しい限りですが、セレッソ大阪が見事なJ1復帰を果たした様に、今年は関西のチームがJ1昇格を目指して切磋琢磨し、関西ダービーを盛り上げてくれるだろうと期待しています。