「松山、全英決定!」
先週、全英オープンのアジア地区最終予選会がタイのアマタスプリングCCで行われ、松山英樹選手が66、69と2日間でトータル9アンダーをマークし、単独2位で見事“THE OPEN”への切符を掴み取りました!!
昨年のこの予選会の最終日では16番でダブルボギー、17番でボギー、18番でトリプルボギーをたたいて自滅。2打足りずに出場権を逃しました。
今年トップタイで迎えた最終日、16番で第2打を左へ引っかけボギー、17番のパー3ではグリーン奥の池に入れダブルボギー。昨年の悪夢もよぎったでしょうが、しっかり気持ちを切り替え、18番は2打目を30センチにつけての素晴らしいバーディフィニッシュ。
「18番のティーグラウンドに上がった時は怖かった。でも決まった時には最高に嬉しかった。今までで一番嬉しい。」と振り返り、男泣きした松山選手。昨年の自分自身へのリベンジを果たしました。本大会でも松山選手らしい攻めのゴルフを期待しています。
今年も1月中旬のソニーオープン・イン・ハワイで話を伺い、サインも貰いました。ソニーオープンの時は明らかに調整段階の途中にあり、スコアを伸ばしていくというゴルフではありませんでしたが、調子の悪い状態が続いていると言いながらもしっかりと本大会出場を決めてくるあたりは流石です。
石川遼のアメリカツアー本格挑戦で、人気面の陰りが囁かれる男子ツアーですが、今季は松山英樹を中心にした賞金王争いになることは間違いありません。
さらに今年は例年にないハイレベルな賞金王争いとなります。アメリカツアー挑戦への条件が大きく変わったことで、日本ツアーを主戦場とする海外勢の選手達が皆、本気で日本ツアーの賞金王を狙いにきます。日本ツアーで戦いながら世界ランキングを上げることがアメリカツアーへの近道となるからです。
そして、丸山大輔プロも71、65と最終日に盛り返し、通算8アンダーの3位タイで“THE OPEN”の切符を手にしています。
その他の日本人プロは・・・19歳の川村昌弘プロが惜しくも2打及ばす、74、64のトータル6アンダー5位タイ。池田勇太プロが69、70のトータル5アンダー9位タイでした。絶好調の川村プロ、今年は初優勝も期待出来そうです!!
ちなみに6月27日から開催される“~全英への道~ミズノオープン”もその名の通り、「THE OPEN」の国内最終予選になっており、上位4人(予定)に全英オープンへの切符が与えられます。今回惜しくも切符を逃した選手もそうでない選手も、是非、ミズノオープンで栄光への切符を勝ち取って欲しいと思います。