「三連覇&賞金王!」
今シーズンの国内男子ツアーも終わりました。
最終戦の“ゴルフ日本シリーズJTカップ“を制したのは、4日間首位を独走し、2位に5打差を付けて大会初の3連覇を果たした藤田寛之プロ。今シーズン4勝を挙げ、通算15勝目、自身初の賞金王にも輝きました。
41歳で初めて賞金が1億を越え、43歳で初めての賞金王。普通なら体力も下り坂の40歳を超えてから強さが増し、更に進化し続けています。
優勝インタビューで「自分が王者の名に相応しいのか分かりませんが、完全優勝ということで、ここは王者と呼ばせて下さい。」と最後まで謙遜していましたが、誰がどう見ても、藤田プロ以外に王者の称号は考えられません。
そう言えば今から20年ほど前、藤田プロがまだプロになり立てのシーズンによみうりカントリークラブでの試合で上位に入ったことがありました。
試合後に話を聞くと、「自分が勝つにはまだ全てが足りません。今回は勝たなくて良かったです。もっと実力を付けてから優勝を経験すべきですから。」と振り返っていましたが、あれから20年、こつこつと努力を積み重ね、賞金王に相応しい実力を付けました。
今シーズンの開幕戦の際に話しを聞くと、「年々衰える筋力をどう維持していくか。そういう年齢になりましたね。数値は測っていませんが、筋力の維持は出来ています!」と力強く話していましたが、その言葉以上の活躍です。
藤田プロとは学生時代にリーグ戦でしばしば対戦しました。私と同じ1969年生まれの43歳ですが、学年にすると私より藤田プロが1年下になり、一応先輩ということでいつも私を立ててくれます。
私が灼熱の関西オープンで他のプロのキャディをやった時も、「こんなに暑いのに大丈夫ですか?無理しないで気を付けて下さいね!」と気を遣わせてしまいました。
藤田プロを見ていると本当に勇気が沸いてきます。身近にこんなに凄い同年代がいたら、もう年齢を言い訳には出来ませんね・・・。
ビッケ、本当におめでとう!!