「城島選手、新たな挑戦!」
2月の沖縄キャンプで一緒にご飯を食べながら、城島健司選手に色々な話を聞かせてもらいました。
「小学校で野球を始めてからこれまで捕手一筋で来ました。ファーストに挑戦して日々新たな発見があります。」そう話す城島選手は少年のように目を輝かせていました。
明るい表情とは裏腹に、城島選手は並々ならぬ決意を胸にキャンプに臨んでいました。
「メジャーで試合に出られず悶々としていた自分に一筋の光明を照らしてくれたのは、古巣のホークスではなくタイガースが先だったんです。そのタイガースに来て自分はまだ優勝への貢献が出来ていないんです。」
昨季後半は左膝と右肘を相次いで痛め、試合に出られないどころか野球すら出来ない状態でした。そんな城島選手のファーストへの挑戦にあたり、最後に背中を押してくれたのは、和田監督だったそうです。
「ジョーは阪神が優勝するために必要な選手なんだから。頑張ってくれ!!」
この一言が揺れていた城島選手の気持ちを前に向かせてくれたそうです。
「今年は優勝を目指す阪神の、何より和田監督の一つのコマになる覚悟です!自分を必要と言ってくれた和田監督の為なら何でもします。内野でも外野でも代打でもムードメーカーでも。今は僕が必死に練習に取り組む姿をチームメートに見せる。それがファーストのブラゼルにも刺激を与えているのは間違いないですし、外野のレギュラー争いをしている選手達にも刺激を与えるはずです。」と、
今は試合に出場するための技術の向上と、チームへの起爆剤になることを自分自身に課している城島選手。
今朝のす・またんでもお伝えした先週の川藤さんとのインタビューでも、「阪神ファンの熱い激励を浴びながら野球が出来る喜びを噛みしめている。久しぶりにこんなに一生懸命オープン戦をしました。勿論レギュラーも獲るつもりですし、良い成績を残こすつもり。」と力強く話してくれました。
プロ入りして18年目、阪神在籍3年目。35歳城島健司の新たな挑戦が始まりました。
まず、開幕スタメンファーストの座を掴み獲っているのか!?そして、ファンにどんな姿を見せてくれるのか!?チームの動向とともに、城島の選手の活躍を追い続けて行きたいと思います。