「せこいぜ!」
週末は巨人の第二次キャンプ地、那覇の沖縄セルラースタジアムへ。
巨人のキャンプ地におけるファンサービスの充実ぶりは、12球団の中でも随一です。
球場周辺はいつも賑やか。特設ステージを作って何かしらイベントが催されており、お祭りの様な雰囲気です。
さて、この日は横浜DENAとのゲーム。
巨人のキャンプ地でありながら、横浜が主催試合を行うというちょっと変わったスタイル。
両チームのファンの皆さんは午後1時の試合開始を前に朝9時頃から列を作って待っていました。
巨人の見所は勿論沢山ありますが、この試合に限って私は、阪神の開幕戦の相手である横浜にポイントを置いて取材しました。
特に、横浜の開幕投手候補に名前があがる高崎健太郎投手が先発するとあって興味津々。
その高崎は初回、巨人の新外国人ボウカーにいきなり2ランホームランを浴びましたが、その後はしっかりと修正して3回をこの2失点に留めました。
高崎本人は「オープン戦とはいえ、チームの最初の試合に登板させてもらう緊張感がありました。次は立ち上がりからきっちり投げます!」と、しっかりした口調で話していました。
それを聞いていた横浜担当のメディアの方は「高崎があんなにしっかり話すようになるなんて」と驚いた様子。
聞けば、去年までは何を聞いてもリアクションがなく、メディアとの接触を避けるような雰囲気すらあったそうなのですが、底抜けに明るい中畑清監督が高崎の内向的な性格をも変えつつあるようです。
試合は、横浜がスター軍団・巨人を相手に4−3で逆転勝利!
「巨人はまともに当たって勝てるチームじゃない。せこいぐらい隙を狙っていく」と中畑監督が宣言していた通り、泥臭く粘り強い野球で、オープン戦初戦を勝利で飾りました。
中畑監督は選手全員とハイタッチ!横浜ベンチには喜びの声が響き渡りました。
オープン戦とて、新生・横浜の船出ですから、この勝利は格別な物でしょう。どこまで勢いをつけて開幕を迎えられるのでしょうか。
各チームの調整もいよいよ大詰め。開幕まであと1カ月です!