「宮本選手、次のステージへ」
サッカー元日本代表でヴィッセル神戸の宮本恒靖選手が昨日、今シーズン限りで17年間の現役生活から引退することを発表しました。
1995年にユースからガンバ大阪入りした宮本選手は、00年に日本代表入りし、02年、06年のワールドカップでは代表キャプテンも務めました。07年からオーストリア1部のザルツブルクに移籍して海外での経験も積み、09年に帰国して神戸でプレーしていましたが、3年契約最後の今季の出場は4試合にとどまっていました。
神戸は来季以降も契約延長オファーを提示していたものの、「選手としてピッチの中でこなせる役割はもうそう多くはないのではないかなと思った。まだやれるという内に余力を残して去りたかった。」という自身の意志を貫き、契約満了とともに次のステージを目指して引退を決意したそうです。
今後は「色々な可能性を持って進んで行きたい」と、来年9月からFIFAが欧州で運営する大学院でスポーツ学を学び、指導者資格の取得を目指します。
その会見後、宮本さんを直撃。
現役選手続行だけではなく、色々なオファーがあった中で敢えて険しい道を選ぶ理由を聞くと・・・
「プレーとしてはまだやれると思いますが・・・。もう一回勉強したいと思っていた。もう一度自分を鍛えなければいけないという気持ちもあって、現場とは一度距離をおこうかなと思いました。現役生活に対して悔いはないです。これから先始まるであろう新しい生活に、たくさんの希望を持って頑張って行きたいと思います。」と、とてもポジティブに気持ちを語ってくれました。
宮本さんにとってはこれで終わりではなく、ここからがまた新しいスタートなのです。しっかりと将来へのビジョンを持ち、自分を更に向上させるべく、新しいステージへと進んで行こうとする宮本さんの姿に、自分もこうありたいと思いました。
宮本さんとは15年程前に一緒にJリーグの番組をやっていたのですが、その時のことも良く覚えていてくれました。
「20年以内に日本が世界の頂点に届く日が来たらいいな。」という宮本さん。その時にはきっと宮本さんが代表監督としてピッチに立っていてくれるだろうと思います。