「マイナビABC・2」
先週末行われたマイナビABCチャンピオンシップ。
優勝したのは河野晃一郎プロ。日本ツアーに本格参戦して2年目、30歳での初優勝です。
河野プロとは8月の関西オープンでキム・ヒョンソン(金 亨成)のキャディをした時に、最終日に一緒にラウンドしました。
ミスショットをしても笑顔を見せることから、笑顔の印象ばかりが先行し「笑顔の初優勝」とまで報じられましたが、私が初めて一緒に廻った時の印象は「何て気迫のある選手なんだろう」と、全く逆のものでした。
優勝争いからは離れた順位でのプレーだったこともありますが、とにかくプレーが速く、普通なら仕切り直したい距離の1.5メートル程のパッティングでも、常に「お先です!」と言ってことごとく先に沈めてくるので、「腹が据わった選手だなぁ。」と驚きました。
あの笑顔の奥にある芯の強さが河野プロの強みなのでしょう。
それでいて周囲への気配りも忘れず、ヒョンソンが左の深いラフからピンに寄せると、「ヒョンソン、ナイスショット!あのラフからよく寄せてきたね!」と声を掛けていました。
初優勝したABC最終日の朝も、私がその時点でトップと3打差の2位タイにいた河野プロに「頑張って下さいね!!」と声を掛けると、「小澤さんも毎日大変ですね!」と優しい笑顔でこちらを気遣ってくれました。
賞金王レースを独走しようとするべ・サンムン(? 相文)との6Hに渡るプレーオフに競り勝った河野プロの実力は本物です。今後の河野プロの活躍を楽しみにしています!
大会期間中に韓国人プロ達とも韓国料理店に出掛けました。
<初優勝も近いキム・ヒョンソン選手と>
<一番右 JBパク選手>
<その隣 キム・ヒョンソン選手>
<一番左 ハン・リー選手>
偶然にも私がかつて出演していた朝番組のVTRが店内に流れていて、テレビに映る私の姿を見た韓国人プロ達に「オジャワさんは本当にアナウンサーだったんですね!?」と冗談交じりに突っ込まれました・・・。
今回練習ラウンドから通ったことで、色々な選手達とより深い話が出来、とても充実した6日間でした。