「阪神、オリックス終戦」
両チームともシーズン成績は4位、クライマックスシリーズ進出を逃し、阪神、オリックスどちらのファンにとっても大変残念な結果になりました。
同じ4位という成績でも、選手個々が残した成績を考えれば、阪神の成績には少々納得が行かないような悔しさが残ります。
特に打撃の個人成績などは中日の選手のそれと比べても圧倒的な結果を残しています。
十分な戦力を持つ阪神に何が足りなかったのか、3位を争って絶対に負けられない巨人との最後の3連戦でも完敗を喫しました。
「こんなはずではない!!」きっと阪神ファンの皆さんも同じ思いでいるはずです。
来シーズンこそは、新監督を中心に、「フロント・首脳陣・選手」の三位が一体となった揺ぎ無いチーム体制を築き、優勝に向けチームが一丸となることを期待しています。
そして、オリックスのクライマックスシリーズ進出は最終戦までもつれ込み、わずか1毛差で敗退という結果に終わりました。
今シーズンのオリックスは大型連勝があったと思えば、大型連敗もあり、安定しない浮き沈みの激しいシーズンでした。
最終戦が終わった夜に岡田監督とお話させて頂きましたが、開口一番「今年は負けて良かったわ。今の力でクライマックスシリーズに進んでもあかん。」と、負け惜しみではなく、冷静に自軍の力不足を認めていました。
しかし、岡田監督の右腕としてチームを支えてきた高代ヘッドコーチが、今シーズンの戦いを振り返りながら悔し涙を流すと、その姿を視線をそらさずみつめていた岡田監督も目を赤くしながら・・・
「ええんよ。こういう気持ちがあれば次に繋がるんやから。来年はやるで!!」と来シーズンへ闘志をみなぎらせました。
この熱い気持ちは選手にも伝わるでしょう。
何はともあれ、11月に入ると両チームともに来シーズンに向けた秋季キャンプが始まります。
今シーズンのこの悔しさ、そして残った課題を是非来シーズンへの糧にして欲しいものです。