「9年ぶりの優勝!」
週末のキャノンオープンで、明治大学ゴルフ部の後輩、久保谷健一プロが9年ぶり5度目の勝利を挙げました。
大学時代、久保谷プロは私が4年生の時の1年生で、団体戦では一緒に戦っていた仲間です。お互いの実家が同じ県内だったこともあり、試合や合宿の時などは久保谷プロが迎えに来てくれました。
久保谷は1年生からレギュラー選手として活躍しチームの勝利に貢献してくれました。
当時の彼のプレースタイルは若さもあってか‘アグレシッブな攻めのゴルフ’で、気持ちいいほどクラブを振り切っていました。
近年自分の思うような成績が残せていなかったせいか、ぼやきを連発し“ネガティブ”が久保谷の代名詞のようになっていますが、学生時代は気持ちもプレーもかなり強気で、またここ一番でうまく開き直れるタイプでしたので、当時から勝負師としての資質も十分に兼ね備えていました。
2002年の2週連続優勝以来、優勝こそは逃していたものの、翌年にはアメリカツアーに挑戦、2004年の日本ツアー復帰後は2位を5回、3位を4回と間違いなく日本ツアーをけん引しています。
2009年のミズノオープンでは3位タイで全英オープンへの切符を掴み、全英の本戦では初日2位タイ、2日目4位タイで決勝へ進出。最終結果も27位タイと善戦して日本のゴルフファンを沸かせました。その実力は誰もが認めているでしょう。
きっと最近のネガティブ発言も、久保谷なりの照れ隠しなのではと私は思っています。
その裏に勝利への闘志はみなぎっていたはずです。
この勝利をきっかけに、ポジティブな久保谷も表に出てくるはずです。
ケンケン、本当におめでとう!!