「やまとなでしこ旋風!!」
“THE OPEN 観戦記”の途中ですが、この話題に触れない訳には行きません。
私が全英オープンに行っている間に、同じヨーロッパの各地でやまとなでしこ旋風が吹き荒れました。
まず“なでしこジャパン”がワールドカップで優勝!!何と世界一の快挙です。
私はロンドンのホテルでBBCの生中継を見ていましたが、強敵アメリカを相手に点を取られても追い付き、そしてまた点を取られても追い付き、決して諦めない姿に胸を打たれました。PK戦でなでしこジャパンの最後のゴールが決まり、世界一になった瞬間は本当に感激しました!!
私事ですが、私の妹が元なでしこジャパンの代表ゴールキーパーとして1996年に開催されたアトランタオリンピックに参加しました。
なでしこジャパンで主将を務める澤さんは当時から女子代表のメンバーでチームメイトでした。
その時から変わらずに18年も代表を務めている澤選手には頭の下がる思いです。
当時、日本の女子サッカーを取り巻く環境は整っておらず、小学生の年代に女子チームはほとんどなかったので、女子がサッカーをやるには男子に混じってプレーするしかありませんでした。
5歳下の妹は私にくっ付いてサッカーの真似事から始め、小学校の6年間、男子のチームに所属して唯一の女子選手としてプレーを続けました。
澤さんもきっと男子のチームに入って同じような境遇を辿っているはずです。
今でこそ女子サッカーにも協会からの支援が行われるようになりましたが、チームの相次ぐ廃部などでプレー継続を断念した選手も少なくありません。
ここに至るまでの女子サッカーの苦労を知っているので、本当に今回の優勝には感慨無量です。
そして翌週には、フランスで行われた“エビアンマスターズ”で宮里藍プロが米ツアー7勝目を挙げました!!
宮里プロは二年前の同大会での米ツアー初優勝から調子が上がって行きましたので、今シーズンも今後の戦いに期待できそうです。
3位タイの佐伯三貴プロ、9位タイの宮里美香プロも素晴らしい戦いぶりでした。
今週の全英女子オープンも大いに期待したいです。
やまとなでしこ達からまた、大きな勇気をもらいました!!