「終着駅はきっと笑顔」
映画“阪急電車”の関西先行上映を観て来ました。その日は平日の昼間にも拘わらず三時間半先の回まで満席。
とりあえずその三時間半先の回の席を押さえ、一旦外に出て先に他の用を済ませてから再び映画館に戻りました。
映画“阪急電車”は今津線の西宮北口駅-宝塚駅間、片道15分の間で繰り広げられる物語。
電車に乗り合わせた人達が日常の生活の中で抱える悩みとどう向き合い、それをどう乗り越えるのか。
そしてその先にはきっと笑顔が待っているという素敵なお話です。
原作者の有川浩先生とは二年程前に偶然阪急電車ではなく阪神電車で乗り合わせて、30分ほどお話させて頂いたことがあります。
世間話の中で私の他愛ないゴルフ話にも熱心に耳を傾けて下さり、やはり作家として成功される方はどんな事に対しても常にアンテナを張り、好奇心や探究心が旺盛で、それは自分のアナウンサーとしての仕事にも大切なことだなと考えさせられました。
映画の話に戻りますが、この映画に出演している全ての俳優さんが皆、はまり役でした。
主演の中谷美紀さんの決して大袈裟に映らない喜怒哀楽の表現はさすがです。
また宮本信子さんと南果歩さんベテラン2人の演技がこの作品の柱となり、観る側に安心感を与えてくれます。
映画の後半に出演している玉山鉄二さんの優しさ溢れる表情にも和みました。
観終わった後は笑顔、心が温かくなり前向きな気持ちになれる1本です。
それからもう一つ、手前味噌になりますが、大田アナウンサーと森若アナウンサーの名演技にも是非注目して下さい!