「サッカー・チャリティマッチ」
昨日、日本代表VSJリーグ選抜の「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ」が大阪の長居スタジアムで行われ、取材に行って来ました。
海外からも代表選手達が帰国して、錚々たる顔ぶれが大阪に集結しました。
この試合は世界150カ国以上で生中継されたのですが、その放映権料は全てチャリティーに回され、選手達の日当や手当は勿論、チケットやグッズの販売料、長居スタジアムの使用料も全て返上されるとのこと。
試合前日にはザッケローニ監督を始め出場選手達による募金活動も行われ、合せれば数億円の義援金になるそうです。
勿論、金額の大小ではありませんが、選手や関係者、サポーター全ての気持ちがこの多額の義援金になったのだと思います。
実際に長居に取材に行って、選手達や関係者、そしてスタンド満員のサポーターの方々の熱い姿を見て、日本全体で復興に向け一丸となって戦い、助け合って行こうという強い気持ちがひしひしと伝わって来ました。
中でも44歳の三浦カズ選手。
「絶対にゴールを決めて被災者を勇気付けたい」という思いがあのゴールに繋がったのでしょう。
選手や関係者、サポーター、全ての思いが被災された方々にとって、少しでも心の励みになればと思います。
スポーツに携わる一人として、改めてスポーツを通して人々に勇気を与えるということの意義を認識し、その素晴らしさを実感しました。
最後に・・・この規模のチャリティーマッチをこれだけの短期間でやり遂げてしまう「日本サッカー界の一体感」を強く感じました。開幕をめぐり二転三転した野球界の今後の課題は鮮明に浮かび上がったのではないでしょうか。
すべてを模倣する必要はありません。ただ、見習うべき点は多いはずです。