「オープン戦・阪神VSオリックス」
今度は高知へ。
阪神VSオリックスのオープン戦2試合を取材して来ました。
まず土曜日の阪神VSオリックス戦。
スタメンボードを見ると、野手に関しては両チーム共にほぼ主力クラスが名を連ね、これまでの紅白戦や練習試合にはない“実戦”を思わせる、ワクワクした気持ちになりました。
そして日曜日のオリックスVS阪神戦。
阪神はビジターゲームということもあってか、若手を中心としたスターティングメンバー。一方ホームのオリックスは、現時点でのベストメンバーでオーダーを組んでいました。
この時期の一番の注目は若手選手達の奮闘です。
主力選手は開幕に向けた調整をいつも通りすれば良いのですが、若手選手にとっては、主力が本格的な調整に入るまでのラストチャンスとなるわけです。
その中でも輝きを放っていたのは、阪神・高濱卓也選手とオリックス・駿太選手です。
阪神の高濱は、横浜高校を卒業して4年目の21歳、身長184cmの大型内野手。
日曜日の試合では、2安打1打点1盗塁の活躍。阪神の内野陣はレギュラークラスが決まっているので開幕スタメンは厳しい状況ですが、将来的に大きく飛躍していくであろう雰囲気を十分に醸しだしていました。
オリックスの駿太は、先日もこのブログでご紹介しましたが、群馬・前橋商業を卒業して1年目、まだ17歳の外野手。
日曜日の試合で阪神の江草投手から放ったレフト前ヒットは、とても高校卒業1年目のバットさばきとは思えない程の技術。最終打席で放ったセンター前ヒットなどは追い込まれたカウントからのもの。岡田監督も「センスの塊」とそれまで以上に評価を高めていました。
駿太の開幕スタメンも現実味を帯びて来ました。
開幕まであと1カ月、このオープン戦でのラストチャンスを物にしてもらいたいものです。