「阪神・沖縄キャンプ 1」
「真弓監督が手応えを掴んでいる」
それが阪神・沖縄キャンプを取材した、私の第一印象です。
手応えとは勿論、優勝に向けたシーズンに対する自信です。
昨年は左肩の故障でシーズンを棒に振った岩田に、やはりケガのためフルシーズンを戦い切れなかった能見。ローテーション投手としてシーズンを投げ抜くことが出来なかった左腕が、このキャンプでは順調に調整を送っています。
この二人が開幕から戦列に名を連ねるだけでも心強い限り。
投手陣を預かる久保ピッチングコーチは、「最高の実力を兼ね備えた新人が二人も加入したようなものです。」と彼らの復帰を表現していました。
更には小林宏が加入したことで、ゲーム終盤の投手リレーにも厚みが増しました。
何よりも投手陣の充実がこのキャンプの最高の収穫ではないでしょうか。
真弓監督がブルペンに滞在する時間も過去2年のキャンプよりも長く、これまで以上に投手を中心とした野球を進めていくことは明白です。
ただし、最高の投手陣を生かすも殺すも・・・。
この続きは次回、今シーズン最大の阪神の課題をお伝えします。