「2010年のシーズンを振り返って」
日本シリーズJTカップが終了し、ジャパンゴルフツアーの今シーズンも終わりました。
賞金王にはキム・キョンテ(金庚泰)プロが輝きました。いくら“鬼”と言えども、異国の環境でこれだけの実績を残すことは容易ではありません。何事にも動じないキム・キョンテの強さには本当に圧倒されました。
賞金王には届きませんでしたが、MVP賞には日本シリーズで有終の美を飾った藤田寛之プロが選ばれました。40歳を過ぎて初めて1億円越えという最高の成績を残せるのは、これまで謙虚に努力をこつこつと積み上げてきたからこその結果。藤田プロからは同じアラフォー世代として勇気をもらいました。
そして、ポイントランキング賞やMIP賞などの石川遼プロ。二年連続で4勝し平均パット賞などの池田勇太プロ。一生に一度しかもらえない最優秀新人賞の薗田峻輔プロなど、今年も若い戦力が大活躍。彼らからは次元を超えた“攻めの姿勢”を学びました。
その他にも、ケガと戦いながらシーズンを戦ってきた選手もいます。思うようなプレーが出来ず、毎日が悔しさと不安の連続であったことでしょう。時にはゴルフから逃れたくなる瞬間もあったはずです。
それでも戦わなければならないのは、「プロ」だからです。多くのファンをそのプレーで魅了し、賞金を稼ぐ。そこには我々ファンからは想像も出来ない苦しみがあるかもしれませんが それも一握りの才能豊かな者にしか与えられない幸せだと私は思います。
今年もプロ達の素晴らしいプレーから、沢山の感動をもらいました。来シーズンもプロ達の熱い戦いを是非期待しています!!