「奈良県代表・香芝高校」
第89回全国高校サッカー選手権大会・奈良県大会決勝は一条高校VS香芝高校の初顔合わせ。この一戦を実況させていただきました。
一条高校は大会3連覇を賭け、一方の香芝高校は準決勝で優勝候補の奈良育英高校を破り、初の決勝進出。
この4年間、決勝のカードは一条VS奈良育英という二強時代が続いていたのですが、ダークホースの香芝が勝ち上がり注目を集めました。
関係者の方々の戦前評は、「総合力に勝る“攻めの一条”と勢いを加速させた“守りの香芝”」
試合は、この構図がぴったりとはまる白熱した展開となりました。
キックオフから激しく攻め立てる一条。その攻撃を上手くかわし何とか反撃の糸口を探る香芝。
前半は0−0で折り返し、迎えた後半の立ち上がり早々に香芝が廻ってきたチャンスをしっかりと物にして先制。その後も一条がゲームを支配するものの、勝負所のチャンスを得点に繋げられず、1−0で香芝が逃げ切りました。
それにしても気迫溢れる香芝の守り、粘りには圧倒されました。
香芝の米原監督は「“強さに勝る奈良育英、タレント豊富な一条に勝つ為のサッカー”これを1年かけて徹底して貫きました。」と振り返ります。研究を重ね、全てのリスクを排除して勝つ確率を最大限に高めたサッカーを目指したそうです。
まずは、全国大会初戦突破!!頑張れ香芝イレブン!