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「ゴースト、再び」
アジア版・ゴーストの試写会に行って来ました。
あのオリジナル版から早20年。
アジア版は松嶋菜々子さんと韓国のトップスター、ソン・スンホンさんのW主演ということで早くから話題に上がっており、オリジナル版とどう変わるのか楽しみにしながら試写会場に足を運びました。
感想はというと・・・
詳細は控えますが、笑いあり、涙あり。オリジナル版にも決して引けを取っていません。
勿論あの“ろくろシーン”もあるのですが、オリジナル版とはまるで別物に感じました。
背景やキャストが変わるだけでこんなにイメージが変わるものなのですね。
ソン・スンホンさんは、先月韓国で観てきた「無籍者」のクランクアップ後すぐに、この「アジア版・ゴースト」のクランクインをしたそうなのですが、無籍者のワイルドでハードボイルドな役柄とは180度変わって、とても穏やかで純粋な青年を見事に演じていました。
この切り替えは「お見事!!」の一言。
これまでソン・スンホンさんの出演作品はいくつも観ましたが、その演技にはいつも引き込まれます。どんな役でもぴったりはまる、奥の深い俳優さんだなと改めて感じました。
一方松嶋菜々子さんの役どころは、年商150億円の企業を経営するバリバリのキャリアウーマンの一方で、恋愛に関してはどこか自分をセーブしてしまう女性社長。
プライベートでは二児の母である松嶋さんですが、それを微塵も感じさせない雰囲気と演技力でした。
そして、この二人の間を取り持ち、ストーリーに緩急を付けているのが、名女優・樹木希林さん。時には神妙に、時にはコミカルに、「これぞ演技派女優!」という実力を如何なく発揮しており、この映画には絶対欠かせないだろうという存在感でした。
オリジナル版を観た方にはもう一度、そうでない方にも是非この感動を味わってもらいたいです。