「幻に終わった第3戦・・・。」
セリーグ・クライマックスシリーズ・ファーストステージ。
甲子園での初めてのクライマックスシリーズということで、阪神ファンも大いに期待していましたが、まさかまさかの阪神2連敗で幕を降ろしました。
読売テレビが中継予定だった第3戦。
そもそも、どちらかが2連勝すれば開催されない第3戦でしたが、それでも第3戦に向けてスタッフ一同しっかり準備をしてきたので、意気消沈です・・・。
試合終了を甲子園球場の記者席で見届けましたが、何とも言えない虚しさを感じました。
シーズン終盤の戦いを、そのまま再現したかのような敗戦。
勝利した巨人は、原監督が「優勝を逃したのだからシーズンの戦い方を一度否定する」と、この短期決戦用の戦術をしっかり組み上げてきました。
1試合に2人の先発投手をスタンバイ。シーズンではなかった2番亀井の登用。流れが悪くなる前に、次から次へと持ち駒をつぎ込んできました。
かたや阪神は、同様の用兵。
スタンリッジを2番手スタンバイさせることは出来なかったのか?
セカンド関本、センター平野というスタメンの布陣はなかったのか?
色々な思いが浮かんでは消えていきます。
最後に打たれた久保田・藤川は確かに一番の戦犯と見られるのかもしれませんが、彼ら個人だけの責任ではありません。ここに至るまでにどのような経緯を辿ってきたのかをしっかり振り返る必要があります。
来季のテーマはすでに明確なものとなっています。全ての阪神ファンの皆さんが思う「なぜここまで勝負弱いのか!」これをクリア出来なければ、来季も同じ結果となることでしょう。
とにもかくにも、阪神関係者の皆さんには、しばし心と体を休めリセットした後、来季に向けて心機一転スタートを切ってもらいたものです。