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小澤昭博(ytvアナウンサー)『小澤昭博のゴルフナビ』

「日韓プロゴルフ対抗戦 @済州島」

先週、韓国済州島で6年ぶりに開催された
「第2回韓日プロゴルフ対抗戦」に夏休みを利用し行って来ました!!




(済州島・ヘビチCC)


前回の第1回大会の開催は2004年。この時はプレーオフの末に、
現在アメリカツアーで大活躍を見せているY・E・ヤンにやられ
日本チームは勝利を逃しました。

今回は“リベンジ”が合言葉。

石川遼も公式会見で「絶対に勝つつもりでやりたい!!」と
強い意気込みを語りました。



出場選手は、日本韓国とも賞金ランキングの上位者やキャプテン推薦で選ばれた、それぞれ10人。

試合方式は初日がダブルスのフォーサム方式、2日目がダブルスの
フォーボール方式、最終日がシングルスで、対戦結果に応じて付与
されるポイント制。

初日と2日目のダブルスでは前週のフジサンケイで死闘を繰り広げた
石川遼と薗田峻輔がコンビを組みましたが、この2人のコンビネーションは抜群でした!

チームの流れを薗田が作り、石川が攻める。

距離の短いPar4では、薗田がスプーン、石川がドライバーでティーショットを放つなどしながら攻守のバランスを取り、石川が距離やラインを積極的に先輩の薗田に助言すると、薗田が一言「OK!!」。

石川からのアドバイスを上手に聞き入れながら薗田が石川を活かして
いるように感じました。

勝負の行方は、日本チームが2日目を終えてわずか1ポイントの
リード。3日目のシングルス戦に全てがかかりましたが、日本が
逃げ切り見事にリベンジを果たしました。

今回、日本チームは青木功主将が中心となり最高のチーム編成をして
大会に臨むことが出来たのではないでしょうか。

有資格者である丸山茂樹や谷口徹が諸事情により欠場しましたが、
それを考慮してもベストメンバーであったと思います。

私も大学時代にゴルフの団体戦を経験したことがありますが、例え
シングルスでも「個人がそれぞれ頑張ればいいじゃないか」という
考え方では勝てません。

確かに勝負はそれぞれの組において個人同士の対決によるものですが、自分個人の勝利しか考えずに、「チームを勝利に導きたい!」という
気持ちが欠如しているメンバーが1人でもチームに存在すれば、必ず
そこから綻びがでてくるのが団体戦なのです。

今大会は日本チームに軍配が上がりましたが、日本チームも韓国チームも母国を勝利に導きたいという強い気持ちは同じで、最後まで本当に素晴らしい戦いでした。

そして、韓国にも能力的にかなり優秀な選手が沢山いますので、日本
チームも油断は出来ません。また来年も両国の代表選手が素晴らしい
戦いを見せてくれることを期待しています。




日本ツアーでも活躍する韓国チームのナイスガイ、キム・ヒョンソン
選手と。

日時: 2010年09月18日(土) |

アナウンサー