「諸見里しのぶプロに話を伺いました」
9月10日(木)、奈良県・グランデージゴルフ倶楽部にて、
日本女子プロゴルフ選手権が開幕します。
今季の女子プロナンバーワンを決める試合。コース設定も厳しく、
距離もありラフは長く、トッププロにとっても我慢比べの過酷な
戦いになりそうです。
その中で大会連覇を狙うのが、昨年賞金ランク2位となった
諸見里しのぶプロ。
昨年はツアー6勝をあげ、賞金女王争いでも一歩先を行きながら、
シーズン大詰めになって横峯さくらプロに逆転を許しました。
リベンジを胸に迎えた今シーズンでしたが、ここまで優勝はなし。
それどころか優勝争いにすら絡めていません。憧れ続けて臨んだ
全米女子オープンでも上位進出はならず。
今の率直な気持ちが聞きたいと思い、今日、練習後に話を伺って
きました。
「全米女子オープンで優勝する」ことを夢に掲げる諸見里プロに
とって、今回のアメリカでのプレーは少なからず失望感にも繋がって
しまったそうです。
優勝は、ポーラ・クリーマー。
「同年代(ともに24歳)のポーラが優勝した。だからこそ、なおさら今の自分に足りないものが見えてしまった。」と振り返っていました。
昨年の悔しさをバネにオフの間も緊張感を張り詰めながら練習に取り組んできたことも、シーズンが始まってからの失望感を大きくしたそうで、ボギーが先行してしまうと「あぁ、また今週も駄目なのか・・・と諦めてかけてしまう自分がいた」とも話していました。
「ではこの苦境を脱する為に、理想を小さくするのか、それとも
取り組み方を変えるのか?」と諸見里プロに尋ねてみると、
「理想はあくまでも全米女子オープンでの優勝です。ただ、そこに
至るまでの目標の置き方を変えています。今は出来ることを一つ一つ
積み重ね、目標を達成しながら理想に近づいて行くというアプローチ
の仕方で考えています」と答えてくれました。
「日本女子プロというメジャー大会での連覇は本当に力がなければ
出来ないこと。ぜひ優勝をしたい!」と語る諸見里プロがこの大会で
どんな戦いを見せてくれるのか。
輝いていた彼女の目は、自信を取り戻し、手応えを掴んできていることをハッキリと物語っていました。
明日からのディフェンディング・チャンピオンの戦いに注目です!!