「浅田真央、銀メダルで悔し涙」
浅田真央選手がバンクーバーオリンピックで銀メダルを獲得しました。
これまで金メダルに輝いた韓国のキム・ヨナ選手とのライバル対決
ばかりが取り沙汰されていましたが、私は両選手ともに最高の演技を
してくれればいいなと思っていました。
ショートプログラムで浅田真央はオリンピックで女子史上初の
トリプルアクセルを決め、続いてキム・ヨナも完璧な演技で
世界最高得点を更新。
二人とも素晴らしい演技を見せてくれました。
そして迎えたフリー。
キム・ヨナはノーミスの演技でその技術と表現力を存分に
世界に見せつけ、自身が持つ世界最高得点をまたもや更新しました。
演技終了直後に見せたキム・ヨナの涙は、韓国国内からの
「金メダルで当たり前」というプレッシャーに打ち勝った
安堵感や達成感からきたものでしょう。
残念ながら浅田選手はノーミスと行かずに悔し涙を流しましたが、
しっかりとトリプルアクセルを2回決め、「満足はしていないが、
自分の出来る事は全て出来た。」と振り返りました。
二人の涙は明暗分かれましたが、この涙がこれからの浅田選手を
一層強くしてくれると思います。お互いの存在があったからこそ
二人ともここまで強くなれたのではないでしょうか。
二人ともまだまだこれからの19歳。これからもフィギア界を
どんどん引っ張って行って欲しいです。
安藤選手、鈴木選手も入賞し、フィギア界における日本選手の
レベルの高さを改めて世界に示した大会でしたね。