「阪神キャンプリポート 1」
阪神キャンプ取材用の今年の帽子。
今年のデザインとても気に入ってます。
先日、阪神宜野座キャンプ、
第1クールを取材して来ました。
私の見る限り、
各選手好調な滑り出し。
今年も優勝争いをするに
相応しいメンバーが揃ったと思います。
その中心は間違いなくベテラン金本知憲選手。
キャンプイン直前に契約更改を済ませ、
「こんなに選手が結束して優勝したいという気持ちが強いのは初めて」という言葉の通り、開幕に向け気持ちの入った調整を続けていました。
ここ数年の中では一番良いコンディションで
キャンプインを迎えられた様子です。
他にも注目選手は沢山いますが、
その中でも私が期待しているのは、
昨シーズン大ブレークした能見篤司投手。
在籍4年目までの成績は通算10勝。
毎年春先は調子が良いのですがそれが持続せず、
5年目の昨シーズンは相当な覚悟をして臨んだそうです。
そして5年目にして
チームトップの13勝を挙げ、見事な飛躍を遂げました。
特に宿敵巨人戦には後半戦で4戦全勝し、
対巨人の成績は4勝2敗。防御率2・62。
見事な巨人キラーぶりを発揮しました。
コントロールが良くなったから勝てるようになったわけではなく、
投球に対する考え方を変えたのが大きな要因です。
今キャンプのブルペンで投げる姿は既に貫禄さえ感じられますが、
本人は「やっと1年働いた感じ。今の自信は簡単に崩されるもの。
2、3年しっかりやれば崩れない。今年が勝負の年です。」と
謙虚に足元をみつめています。
弱いと言われていた精神面も強くなり、
心技体全てがプロ仕様となった能見選手。
今年こそが正念場です。
結果を継続して残してこそ自信も確立出来るもの。
単なるブレークではなく、必ず本物のエースに
なってくれるでしょう。