「韓国の石川遼 1 」
韓国人プロゴルファー、「ノ・スンヨル」選手ってご存知ですか?
ご存知の方は私と同じくらいゴルフマニアかもしれません。
このノ・スンヨル選手、1991年5月29日生まれ、現在石川遼と同じ18歳の高校3年生です。
2005年、13歳の時に史上最年少で韓国代表選手に選ばれ、
その後、韓国アマチュアゴルフ界の数々の最年少記録を塗り替えました。
そして2007年12月、石川遼と同じ16歳の時にプロに転向し、
2008年、2009年はアジアンツアー(アジア各国を転戦するゴルフツアー)を中心に活躍しています。
ルーキーイヤーの2008年にはアジアンツアーで史上3番目に若い
17歳143日目で初優勝を果たし、2008年の賞金ランキングは
10位。
一般的には自身もまだ子供と言われる高校生でありながら、賞金の一部を恵まれない子供達の為に寄付するなどの福祉活動も行っており、その人と為りにも感服させられます。
日本ツアーには、USB宍戸ヒルズやアジアンツアーと共催のパナソニックオープンなどに去年、今年と合計4試合出場し、全て予選通過。
今季のパナソニックオープンでは絶好調の石川遼を1打上回っての9位タイに食い込みました。
石川遼とはアマチュア時代に日韓対抗戦で戦ったこともあり、プロになって初めての直接対決は2008年の宍戸ヒルズ。
予選2日間を同組で回ったのですが、その時の勝負はスンヨルに軍配が上がりました。その時の試合を振り返って石川は「粘り強さの差がスコアの差になった」と語っています。
2回目の直接対決は2009年の韓国オープン最終日。
この日のスコアは石川遼に軍配が上がりましたが、飛距離を第一とする石川遼を上回ろうかというスンヨルの飛ばしぶりに石川も大いに刺激を受けたと思います。
前置きが長くなりましたが、このノ・スンヨル、石川遼と甲乙つけがたいスーパー高校生プレーヤーなのです。
私は9月に行われたその韓国オープンで、スンヨルのプレーを初めて実際に見る事が出来ました。実際に見たスンヨルのプレーの素晴らしさを次回ご紹介します。