「浅田真央、復活のトリプルアクセル!!」
浅田真央に笑顔が戻ってきました。
バンクーバーオリンピック出場権を掛けた最後の戦い、
フィギアスケート全日本選手権。
浅田真央はショート、フリー共に大きなミスも無く、
204.62点の高得点を叩き出し、見事大会4連覇!!
初のオリンピック代表の切符を掴みました。
オリンピックイヤーである今シーズンに入ってから、
浅田選手は得意技であるトリプルアクセルにことごとく失敗し、
グランプリシリーズ・フランス大会では同じ歳の最大のライバル、
韓国のキム・ヨナに30点以上の大差を付けられ2位。
同じくグランプリシリーズロシア大会では自身ワーストの
5位に終わり、シニア入り以降初めてグランプリファイナル出場を
逃すというスランプに陥っていました。
その最悪の状態の中、浅田選手のオリンピック出場を危ぶむ声も
聞こえてきましたが、浅田選手はあくまでも
「オリンピックで金メダル」という目標を変えませんでした。
ロシア大会後、自分を信じて練習を重ね、
わずか二カ月でブランクや不安を全く感じさせない、
今大会の堂々とした演技に繋げました。
滑るのが楽しくて仕方ないという自信に満ち溢れた浅田選手の表情。
その精神力の強さには驚かされました。
ちなみに、浅田選手の得意技、トリプルアクセルとは
3回転半ジャンプの事で、6種類あるジャンプの中でも
最も難易度が高く、最も得点が高いと言われています。
前向きで踏み切って後ろ向きで着氷するトリプルアクセルは、
後ろ向きで踏み切って後ろ向きで着氷する4回転ジャンプより
難しいとも言われています。
世界でもスケート連盟公認の大会でトリプルアクセルを成功させた
女子選手は伊藤みどり、アメリカのトーニャ・ハーディング、
浅田真央、中野友加里の4人だけ。
その中でも1プログラムに2回飛んで成功させたのは
浅田真央だけだとか。
この最大の武器であるトリプルアクセルを引っ提げて乗り込む
バンクーバーオリンピック。
4年越しの夢、その大舞台で浅田真央の最高の笑顔が見たいです。